まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 32

2013-11-03 21:14:38 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
ども、3連休ですね、って2日目に言っても仕方ないですね、
皆さまいかがお過ごしですか。

今日はまかろん、街に出て、
ちょっとあっちこっちのお店とか回ってみました~。

Xmas色をもうバーンと出してるところ、
いやウチはまだだよというところ、いろいろで楽しかったです!

パンの新商品買ったり、あとデパートの!
Xmasケーキのパンフレットとか!
いっぱい貰ってきました~。
すっごく凝ってて、見るのが毎年楽しみです。

Xmas終わるまでの宝物です。
寝る前とかに眺めるの、好きです。
良い夢見れそうな、そんな幸せ気分になれます。
去年とかのと比べてみるのも楽しいですよね。


とりとめがなさすぎる前振りでしたが、
今日はタビィはどうなるでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その32

  生きる者たちの姿が 見えた
  彼らはみな 笑っていた
  人間も動物も植物たちも 
  土や水や風 人が作った物さえも
  いのちに輝き 笑ってた

<つづき>

世界がみんな 笑ってた
小さな笑顔 大きな笑顔
手をとり 一つにつながって
一つの喜びを 歌っていた
一つの輝くいのちが 笑ってた

光る泡たちは 歓声上げて
輝く世界に 飛び込んでいった
頭上に広がる世界は ぐりんと回り
泡たちは 光るいのちとなって
流星のように 降り注いでいった

泡は次々 タビィにぶつかりながら
楽しそうに宙を 上っていった
泣いてた子供たちの光を 一瞬感じた
女たちや老人たち 大勢の黒猫たちも
みんなみんな 輝く笑顔で通っていった

泡は次々 輝くいのちに降りていった
世界のあちこちに 生まれていった
人や動物植物になって 大気となって
光となって 海や川になり山となって
人の手を介した物となって いのちになった

泡たちに流されながら 来た方を見ると
下から次々わき上がる 泡の向こうに
光る柱が 小さく見えた
蒼白い光を集めてた 暗光の柱は
ぼろぼろと泡を吹きだし 輝いていた

柱は柔らかに光りながら 崩れていった
七つに固まっていた 毒々しい色も
あまたの小さな泡に 散らばって
どの泡も 無数の色を虹のように光らせ
無限の力で在る喜びを 歌っていた

一つの満ち足りた光が 全てを照らしていた
泡たちの輝きも 一つの光に溶け合った
タビィの意識の身体も 薄く薄くなって
天上に広がる 愉快な世界に
透明な光となり 吸い込まれていった

<つづく ・・・つづきます!>



人気ブログランキング ← 虹の向こうへ・・・。

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新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 31

2013-11-02 21:11:07 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
ども、11月最初の週末です、皆さまいかがお過ごしですか。

お店はさっそくXmas気分の所が多いですね。
もっと11月を愛そうよ、と思わなくもないけど、
ワクワクキラキラが広がるのは良いことですね。

でも!

まだ、11月ですからね。

今日、10月にカボチャパイを買いまくったパン屋に寄りましたら。
形を変えてまた売ってました~。

ありがとう!


・・・うん、今ハロウィン気分と11月気分とXmas気分で
頭がごちゃごちゃです。


さあ、今日はタビィはどうなるでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その31

  まだ続きはあるんだよ 可愛い子
  おじいさんは 心でそっとつぶやいた
  お前は何も 覚えてないんだね
  おじいさんは 窓から差し込む光に
  そのときのことを 思い出してた

<つづき>

気がつくと タビィは浮いていた
穏やかな光が 満ちあふれる中
数しれない光の泡が どこからともなく
次から次へと 湧きあがり
軽やかに タビィを舞い上げていた

光の泡は 笑っていた
虹のように光りながら 笑っていた
小さい泡 大きい泡
楽しげに 淡い七色に光りながら
タビィの周りを弾み 飛び回っていた

タビィは 泡たちにもみくちゃにされた
泡の渦は タビィを巻き込み
抱きしめ転がし くすぐった
光る泡たちは きらきらと笑った
さあ行こう と泡たちは言った

光る泡の渦は タビィを抱き込んだまま
宙へ宙へと 伸びていった
後から後から 泡は増えていった
楽しいね と泡たちは言った
嬉しいね と満ちる光が応えた

天高くに 世界が見えた
緑生い茂る地上 波寄せる大海
人間たちが住む 村や街の建物
タビィたちに向かって さかさまに 
天蓋のように 広がっていた

生きる者たちの姿が 見えた
彼らはみな 笑っていた
人間も動物も植物たちも 
土や水や風 人が作った物さえも
いのちに輝き 笑ってた

<つづく>


人気ブログランキング ← ワタシも笑ってます、とランタンは言っています

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新作 ~ 「黒猫タビィの物語」 30

2013-11-01 21:56:19 | 「黒猫タビィの物語」 2013ハロウィン
ハロウィン、終わりましたねぇ。
皆さま、11月最初の日をいかがお過ごしですか。

ハロウィンが終わったので、パン屋やお菓子屋から
カボチャ関係のものが一斉に姿を消しました。

カボチャは結構お腹にたまるので、確かにそうカボチャ攻めでは
お腹が苦しかったのですが。

無くなると、寂しいです。

やっぱり食べたい、
カボチャパイ、カボチャパン、カボチャマフィン、カボチャクッキー、カボチャムース、カボチャスコーン、カボチャアイス、カボチャチョコバー、カボチャ・・・

とあるゲームにウサギ男のキャラがおりまして、
彼は頭にウサギの耳を生やして、
ニンジン料理とニンジン菓子ばかり食べてるのに、
「俺はウサギじゃねぇっ!!」と主張しているキャラなんですが、
彼の気持ちがほんのり分かった気がする、
11月の秋の日です。


さて、お待たせしました、
今日はタビィはどうなるでしょう?


2013年10月1日~ブログ直接投稿 「黒猫タビィの物語」 その30

  タビィは 静かに堕ちていった
  柔らかな何かに 沈んでいった
  闇も光も音も 何もない
  ただ包み込む 温かな何かに 
  静かにゆるやかに 堕ちていった

<つづき>

おじいさんは ここで話をやめた
女の子は 目をぱしぱし
タビィは 死んでしまったの?
でも うちのタビィの話よね?
タビィは どうしてしまったの?

おじいさんは にっこり笑って
女の子の頭を 黙ってなでた
なーんだ 嘘の話だったのね
女の子は 口をとがらせ膝から降りた
タビィを 探しに行ってくる!

女の子は足音立てて 部屋から 
ばたばた 駆け出していった
おじいさんは ゆりいす揺らし
まだ微笑みながら 女の子が
出て行った 戸口を見つめてた

まだ続きはあるんだよ 可愛い子
おじいさんは 心でそっとつぶやいた
お前は何も 覚えてないんだね
おじいさんは 窓から差し込む光に
そのときのことを 思い出してた

<つづく>


人気ブログランキング ← この辺りから睡眠時間削って書いてたので、「タビィは疲れてた」と書いた時、リアルに疲れてたのは内緒です

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