六枚目のコイン

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続・世界形成の原動力!

2019年09月01日 14時09分37秒 | 未来
(続き)
その叙事詩『マハーバーラタ』は、神々の戦争の物語である。
その戦いは、インドの北西にあるクル・クシェートラの平原で戦われ、
わずか十八日間で、全世界を破滅に導いたという。

この戦いで、
クルの人々はユディシュティラの軍勢とドリョーダナの軍勢に分かれて戦い、
ほとんどの人が死に絶えたという。

一方、
日本のアイヌの神話である『ユーカラ』にも、
『マハーバーラタ』と戦争の描写と軌を一つにする
激しい戦闘シーンが描かれているというのだ。
引用してみると、

“川上の地にいたるまで、戦の道は果てしなく続き、
われに翼をあたえるのはいかなる神かと思う間もなく、
我が頭上に激しい旋風と轟音が巻き起こって、
カムイマウが地上に降り来った。
その神風(カムイマウ)の先端に身を置いて、空高く舞い上がり、
神風(カムイマウ)を駆って、すばやく川上の地をめざせば、
おお、魔神の屍は戦場に累々と横たわり、
はるかなる川向うの地は靄に覆われ、
その中心にひときわ高く黒い雲がおおいかぶさって、
神々に死をもたらす不吉な音が二つ三つと、
黒雲の中から聞こえてくる。

我が「神風」は国土の上に大いなる疾風を吹き起こし、
木々の梢をことごとくなぎ倒したかと思うと、
巨大な木の根を根こそぎ掘り起こし、
枝先からは大きな口笛にも似た風の音がヒューヒュー吹き荒れて、
草草までが地面から剥ぎ取られる府ありさまだった。

このため、戦場の空は汚れた埃に覆われ、
国土の上空には折れた枝木が、群れなす小鳥のように飛び交って、
熱い燃え殻がシューシューと不吉な音をたてながら戦場に降り注ぎ、
これらに当たって死ぬものも現れ始めた。”

アイヌの古老の話では、
その昔、コタンカラカムイという国造りの神や、
世よ語り継ぐべき神がいたころに活躍した少年英雄、
ポイヤウンぺが敵の英雄たちと戦った武器は、
大地を焦がす光となり、天高く輝く光となって、
国土の上に大いなる疾風を巻き起こし、
木々の梢をことごとくなぎ倒した”

つづいて、
“魔神との戦いで、我が国土は我とともに揺れ動いた。
そのため、
我が国土は我とともに裂けていき、割れていった。
国土のおもては荒れ放題に荒れて、焼けていった。
氷の塊がすさまじい音を立てて落ちてきたかと思えば、
とつぜん、夏の雨がものすごい音をたてて、国土の上に降り注いだ。

われが育てし君よ、
御身の戦のそばに遭って、われは昼も夜も御身を照らした。
われがこの地球をゆらゆら揺らしたので、
人間の国土は裂けていき、
割れてったのである。”

ここに描かれているのは、
カムイマウという名の円盤や、気象をコントロールし動かす武器が使用されている。
最後には、
水素爆弾という兵器を使って、
アトランティスの大陸が一瞬のうちに沈没させられたという。

まだまだ戦争の描写はつづくのだが、
きりがないので、このくらいにしておきたい。


なんとも凄まじい戦いが、過去に有ったものだ。




コメント
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