【角田市】
先日の日曜日に、『角田市第6次長期総合計画シンポジウム』があり、参加して参りました。
(長期総合計画シンポジウム@かくだ田園ホール)
冒頭、”第6次長期総合計画”の概要を黒須市長からプレゼンがありました。
◆10年後の角田市のあるべき姿のキャッチフレーズです。
『市民力が咲き誇る。角田市✿』~安心して、いきいきと、誇らしく暮らせるまち~
=====
◆市内の有志がワークショップを通して、角田市の魅力や問題点、向かうべき方向性等を出し合い、審議会委員や職員でまとめた”今後10年間”の計画です。一番問題にされるのは、『市民力』という言葉。根幹となるキーワードですが、まだボヤけた印象が拭えないのは、議員や今回参加の市民だけではないと思います。皆さんが腑に落ちるまでしっかり議論して、予定通り来年4月にスタートが切れるようにしたいですね。
今月29日と30日に角田市議会全員協議会が開催され、『第6次長期総合計画(案)』について説明と質疑が行われる予定です。(*^_^*)b
*****
【気仙沼市】
気仙沼市と角田市は、お互いの友好都市「東京都目黒区」で繋がっている縁深い自治体です。
あの東日本大震災から今年で10年。
新型コロナウィルス感染者が宮城県0人となり、全国で緊急事態宣言が解除となった今月、友人達と気仙沼市へ行ってきました。 気仙沼は甚大な津波被害を受け現在復興途上ではありますが、今年放映のNHK番組『おかえりモネ』の舞台として、注目の街です。
ちなみに、角田市の人口は、27,829人 ver. 気仙沼市は、60,333人。(R3 10月末時点)約1:2。
私たちが伺ったのは、気仙沼の階上(はしかみ)という地区。
あの「龍の松」がある岬の近くに、私たちが泊まった民宿があります。
◆気仙沼・階上の魅力その1:海の幸
(魚貝類介類の贅沢)
到着し早速夕食。驚いたのは刺身の美しさとその旨さ 獲りたてなので、口当たりが”とろっ”としていて、”するっ”と喉に流れてしまう。(笑)、う、うまいです。箸が止まりません
〈今日のお品書き〉:
釜飯・お刺身盛り合わせ・ホヤのお造り・メバルの塩焼き・ホタテのチリソース、牡蠣フライ・果物・吸物。
・・贅沢です。
ちなみに、お宿は、「みやぎ宿泊割りキャンペーン」が利用でき、一人4,300円(朝夕付)、その上1,000円のクーポン券を頂けました。 お宿のオーナーさん、村井知事、ありがとうございます (*^人^*)
次の日も、朝から気仙沼・階上の魅力をたくさん見つけることになりました。
◆気仙沼・階上の魅力その2:自然の色
(朝6:30 朝日と、海の上にできた光のミチ)
みんながまだ寝ているので、そ~と一人抜け出して散歩に行きました。波打ち際まで下りて行く頃、太陽がだんだんと顔を出してきました。自分の立っている所から太陽まで光のミチがず~っと続いていて、それはそれは感動しました。”心が洗われる”って、こういう感覚なのでしょうね。思わず手を合わせてしまう程の美しい光景でした。(^人^) 忘れられません。
(抜けるような広く青い空)
食事の後、友人達とまた岬へやって来ました。もう太陽は上がって空は真っ青。雲ひとつありません。空と人のシルエットが美しかったので、一枚パチリ!「空が大きい!」。
◆気仙沼・階上の魅力その3: 守り神
(龍の松)
私たちに語りかけているような一本の松。岬の防波堤だった松林が津波で流され、その松の大きく曲がった幹と折れた枝がまるで龍が昇る姿に見えることから、「龍の松」と名付けられたそうです。高さ約2.5m、幹周り約1.7m。復興のシンボルとして長く保存する為加工が施されています。デモ、見た目もまったく本当の松です。
(岬の先端に立つ第9代横綱秀ノ山雷五郎像)
津波でも立ち続けた横綱の像。日々海を見張ってくれているように見えます。
(琴平神社)
津波はこの琴平神社の境内まで来て、進路を止めたそうです。祭神は、”大物主大神様”(他)、海の神様です。地区の皆さんを守って下さったのですね。
◆気仙沼・階上の魅力その3:人
(「岩井崎の塩」、塩づくり体験館にて)
「”階上”(はじかみ)は、もともと”波路上”。津波が来た所に”波”とつけて伝承したこと」や、「”岩井崎”は、”祝い埼”だった」など、地元民しか知らないエピソードをたくさん教えて下さったのが、塩づくり体験館のIさんです。また、私たちが泊まった民宿が、「琴平神社」の裏にあって津波を免れたこと、そして民宿のオーナーが地区の避難所として、地元に開放して下さったこと等も、彼女から聞くことができました。 塩づくりを丁寧に指導しながら・・。
Iさん、ありがとうございました。m(__)m 塩づくり楽しかったです。
旅って、地元の人とふれあうことで色々なお話が聞けたり、地元のあったかさを感じて、”また来よう!”と思う、そして、その街が大好きになったりするんですよね。私も、”気仙沼・階上”が大好きになりました。(*^_^*)v
*****
【角田市と気仙沼市】
◆私たち一行はその後階上を離れ、車で気仙沼市内に入り、お魚を買ったり、食事をしたりしました。どこへ行っても若い人達が中心となって、イキイキと働いている姿を見ました。店の人、市役所の人も、みんな一生懸命だし、活気がありました。決して人口が多いのが理由ではなく・・。みなさん、気仙沼が好きなんでしょうね。 なにか、そんな気持ちが伝わってきました。
”若い人”・”イキイキ”・”一生懸命”・”活気”・”自分の街が好き”というキーワードを取り出すと、角田市はどうでしょう!?
→う~ん、若干少ない・・・かな(A^。^;
◆気仙沼は震災を通して、本当に大変だったけれど、”造る・生み出す街”になり、角田市は今”守る街”の差あるように思いました。角田市第6次長期総合計画は、ゼロから考えて本当に必要な物・事だけを積み上げていく、そんな考え方も必要なのではと、感じさせて頂きました。
→「”引き算”よりゼロからの”足し算”を!?」 by Maho
気仙沼・階上の旅行は、新しい出会いと発見が多い充実した旅になりました。
10年間もの長い間、復旧復興にご尽力された気仙沼の皆さま、関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。
また、伺います。m(__)m
~明日は第414回、臨時会が行われます。”人事院勧告による費用弁償”についてが主な議題です~