先日の水曜日、「立命館白川静記念東洋文字文化研究所」の久保裕之先生が角田へ寄って下さり、角田小学校で「漢字探検隊」の授業をして下さいました。
(「漢字探検隊」漢字のなりたちを楽しく学習、4年生x3クラス)
(亀の甲羅に書かれた文字・甲骨文字をさわってみる)
3クラスとも、楽しい授業だったようですね。(*^_^*)v Yokatta!
「漢字探検隊」は、白川静文字学の漢字の成り立ちを元に学ぶ、全国で学校、親子向け体験型の講座です。私は東京在住の際、文京区で「東京漢字探検隊」を主催させて頂いていた繋がりで、帰郷した後も講師の久保先生が角田市の学校へ来て下さっています。m(__)m Arigatai-desu.
「白川静博士」とは?
白川先生は1910年4月9日に福井県に生まれ、小学校卒業後、大阪の法律事務所で住み込みで働きながら、東洋文字の勉強を続けました。 約3000年前の中国の古代文字を、トレーシングペーパーを使って写し取りました。何万枚も写すうちに、文字の成り立ちやつながりを、体で感じ取れるようになりました。そして、45歳のとき、「口」が”くち”ではなく、神への手紙を入れる器「サイ」であることを発見したのです。この発見によって、漢字の成り立ちに、納得のいく説明ができるようになりました。
(「サイ」の発見)
◆私の開く”志スクール”では、英語の他に漢字も学びます。幼稚園児から”漢字のなりたちかるた”を使って遊びながら、漢字のストーリーやイメージを体で覚えます。漢字は難しいものではなく、ストーリーがあることを知れば、本当に楽しい学びに変わります。
(「漢字のなりたちかるた」)
動物は、動物の形をシンプルにしたものが漢字になっています。また多くの漢字はストーリーをもっています。
◆例えば、「仁」という字は、お客様に「ようこそいらっしゃいました。さむいでしょうから座布団をどうぞ。1枚じゃなく、2枚どうぞ、と薦めている姿”と言われています。なんか、感動しますよね。(*^^*)
◆また、右に神様への祈りを入れる箱(サイ)をもつから「右」。左は、祈りの道具(工)を持っているから、「左」。持つ腕の方が長く、左右書き順も違います。左右に持って、「神様どこへいらっしゃるのですか?」と尋ねるところから、右左合わせた漢字の「尋」ができた、そうです。(*^人^*)
◆2005年、白川静先生ご自身の研究成果の普及と、東洋文字文化の研究交流の発展を目的として、母校の立命館大学に、立命館白川静記念東洋文字文化研究所が開設されました。
◆漢字のなりたちに興味がある方は多いのではないでしょうか。(*^_^*)v 立命館大学では、”漢字教育士”という制度もあり、今はオンラインで授業を受けることもできるそうです。
→ http://kanjikyoikushi.jp/about/ ご興味のある方は是非!
久保先生、また来年も角田へいらしてください。よろしくお願い致します。m(__)m
明日は、角田市議会全員協議会。「角田市第6長期総合計画(案)」の説明が市長からあります。
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【写真展】
(写真展@市役所市民ホール)
「阿武急線」の写真展に行ってきました。どれも力作ぞろい。
やっぱり、阿武急はいいなぁ・・。夜遅く、列車がガタガタ通る音を聞くとホッとします。令和元年東日本台風で廃線にならずに済んでよかったです。まだまだ乗車数は増えていないので、こうやって阿武急をPRして下さる市民の方々がいてありがたいです。
みなさん、角田市役所の写真展を見に来てください。(*^_^*)v そして阿武急へ乗りましょう!