空冷式水素燃料電池システムを開発するHyPointは、実験用ロータークラフトやUAV(無人航空機)の開発を手掛けるPiasecki Aircraft Corporationと、水素燃料電池を使った有人ヘリコプターの開発と認証において提携することを発表した。Piaseckiの電動垂直離着陸機「PA-890 eVTOL」用に650kW水素燃料電池システム5基を開発したと。
HyPointの次世代型水素燃料電池システムは、システムの冷却と酸素供給用に圧縮空気を使用するのが特長だ。テストから、比出力2000W/kg、エネルギー密度1500Wh/kgが期待できる。最終的には、他の水素燃料電池システムの2倍の比出力、既存のリチウムイオン電池の4倍のエネルギー密度を実現し、タービン出力ロータークラフトの半分の運用コストとなる見込みだと。
PiaseckiはすでにHyPointの技術的実現性を検証済みで、両社は2年以内に実物大のシステムを開発し、2024年に航空機の認証試験、2025年から注文の履行を予定していると。
PiaseckiはすでにHyPointの技術的実現性を検証済みで、両社は2年以内に実物大のシステムを開発し、2024年に航空機の認証試験、2025年から注文の履行を予定していると。