ノバルティスは10日、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補である抗ウイルス薬の中規模治験で患者の症状悪化リスク低減が認められたことから開発・製造・販売に向け提携企業からライセンスを取得すると発表した。
同社の発表によると、407人が参加した抗ウイルス薬「ensovibep」の治験で救急治療や入院、死亡に至るリスクは78%低下した。また服用後8日間に体内のウイルス量が減少するかどうかという重要な基準もクリアした。
ノバルティスは提携しているスイスのバイオ医薬品会社モレキュラー・パートナーズからライセンスを取得するオプションを行使すると発表。ノバルティスは1億5000万スイス・フラン(約186億円)を支払い、同抗ウイルス薬の開発・製造・販売の権利を得る。
ensovibepが承認されれば新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を複数の方法で標的にする初の治療薬となり、既存および将来の変異株に対し他の治療薬を上回る効果を発揮する可能性があると。
同社の発表によると、407人が参加した抗ウイルス薬「ensovibep」の治験で救急治療や入院、死亡に至るリスクは78%低下した。また服用後8日間に体内のウイルス量が減少するかどうかという重要な基準もクリアした。
ノバルティスは提携しているスイスのバイオ医薬品会社モレキュラー・パートナーズからライセンスを取得するオプションを行使すると発表。ノバルティスは1億5000万スイス・フラン(約186億円)を支払い、同抗ウイルス薬の開発・製造・販売の権利を得る。
ensovibepが承認されれば新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を複数の方法で標的にする初の治療薬となり、既存および将来の変異株に対し他の治療薬を上回る効果を発揮する可能性があると。