舞姫

ひぐらし日記

米ファイザー、メルク製には難点も 早く国産薬を

2022-01-19 | 日記
 米ファイザー、メルク製には難点も…オミクロン対策の決め手は国産飲み薬の早期実現化
 岸田首相は、感染が急拡大する新型コロナの変異型(オミクロン型)について、外国人の新規入国を原則停止するなどの厳格な水際対策を2月末まで延長しつつ、ワクチンの追加接種の前倒し拡大や在宅療養の強化を柱とする新たな対策を発表した。

 モルヌピラビルはヒトの細胞内でウイルスが増殖する際に欠かせないRNAの複製を邪魔する働きをする。オミクロン型にも有効だとされているが、重症化を抑える率は3割程度に過ぎない。胎児に対して先天的な奇形を誘発する可能性も指摘されている。160万回分を契約。

 パクスロビドはヒトの細胞内でウイルスが増殖する際に必要となる酵素(プロテアーゼ)の合成を阻害する働きをする。モルヌピラビルと同様、オミクロン型にも有効だという。ただし、効果を高めるためにエイズ感染症に使われる抗ウイルス薬を併用することから、消化器系で副作用が生じやすいという難点があるようだ。モルヌピラビルよりも有望だとされている。200万回分を契約済みだ。

  国内メーカー製飲み薬の早期実用化が待たれる
 デルタ型に比べ感染力が高いオミクロン型の1日当たりの新規感染者数は第5波のピーク(2万5851人)を上回る可能性がある一方、重症化率は低いとされている。

 大量に発生した感染者が専門医療機関に集中すると「医療崩壊」を招くことになりかねないことから、軽症者が自宅で療養できる体制を整備することが喫緊の課題となっている。ワクチンの追加接種以上に在宅医療体制の強化が第6波対策の成否の鍵を握っている。

  昨年の夏、全国で感染者を管理する保健所の業務がパンクし、症状が悪化したのに入院できずに自宅で死亡するケースが相次いだ。この苦境の折、従来在宅医療を手掛けてきた一部の診療所が自治体と連携して自宅療養者への往診で奮闘したものの、大半の診療所は往診に参加しなかった。発熱患者を診断した診療所も陽性判定が出た後は、新型コロナが指定感染症であることを理由に保健所任せにしたケースが多かったと言われている。