関節リウマチ薬「トシリズマブ」(アクテムラ)、コロナ治療に 重症患者らの炎症抑える
厚生労働省の専門部会は20日、関節リウマチなどの治療に使われている薬「トシリズマブ」(アクテムラ)を、肺炎を起こし酸素投与が必要な、新型コロナウイルス感染症の重症患者らに点滴で使用することを了承した。近く厚労省が正式承認する。
トシリズマブ(アクテムラ)
トシリズマブ(アクテムラ)
抗IL-6受容体抗体トシリズマブは、サイトカインの一種であるIL-6(インターロイキン-6)の作用を阻害することで炎症を抑える薬剤。バリシチニブと同様に、免疫異常による炎症を抑制し、重症患者の症状を改善する薬剤として有効性の検証が進められ、米国では今年6月に緊急使用許可を取得し、欧州でも12月に承認されました。日本でも承認へ。
※ 5~11歳接種、特例承認へ 厚労省、22/1/21日にも