大きな歪みの根底 ”屈辱的な従属関係” 知らなかった!!
ニュースで”有事に自衛隊はアメリカ軍の指揮下に入る”東京・市谷に司令部とは? 不思議に思った。⁇
ここまでは、問題を調べ始めてから、四年ほどでわかったことでした。
つまり「戦後日本」という国が持つ大きな歪みの根底には、日米のあいだで結ばれた「法的な関係」が存在する。
ここまでは、問題を調べ始めてから、四年ほどでわかったことでした。
つまり「戦後日本」という国が持つ大きな歪みの根底には、日米のあいだで結ばれた「法的な関係」が存在する。
しかしその姿が、日本人にはまったく見えていない。
最大の問題は、そもそも一九五二年に日本の占領を終わらせた「サンフランシスコ平和条約」が、実は普通の
最大の問題は、そもそも一九五二年に日本の占領を終わらせた「サンフランシスコ平和条約」が、実は普通の
平和条約ではなかったことだ。
たしかにそれは、「政治」と「経済」においては占領状態を終わらせた「寛大な」条約だったが、逆に
「軍事」に関しては、安保条約と連動するかたちで日本の占領を法的に継続し、固定するためのものだった。
その結果、「戦後日本」という国は二一世紀になってもなお、
「軍事面での占領状態がつづく半分主権国家」であり続けている──。
多くの著者のみなさんとの共同研究により、そのことはほぼ証明できたと思っていますと。これまで精神面から語
られることの多かった「対米従属」の問題を、軍事面での法的な構造から、論理的に説明できるようにもなりました。