舞姫

ひぐらし日記

国産ワクチンの開発状況 KMバイオロジクス不活化ワクチン

2021-10-04 | 日記
 生物学的製剤製造業を営むKMバイオロジクスが進めるのは「不活化ワクチン」だ。
 不活化ワクチンは感染性や増殖性を消失させたウイルスそのものを体内に注入して、免疫反応を誘導します。最も古いタイプのワクチンの1つで、製造工程はそれほど難しくない。これまで多くのワクチンが作られた技術なのでコロナで未知の副反応が現れることは考えにくく、最も安全性が高いワクチンといえる。

 KMバイオ永里社長 開発中のコロナワクチンは<strong>最終段階の治験</strong>では、すでに実用化されているワクチンと比較する形で数千人規模で実施する方針で、10月に開始する方針だと。
 明治グループの製薬会社KMバイオロジクスは、新型コロナウイルスのワクチンについて、従来からある技術で、インフルエンザのワクチンにも用いられている「<strong>不活化ワクチン</strong>」で、2回接種するタイプの開発を進めていると。
 そして、今年3月から国内で行った初期の臨床試験の結果を9月22日、公表しました。結果は安全性と十分な量の中和抗体が確認でき、一定の有効性が期待できると明らかにしました。
 また、感染が広がっている変異株(デルタ株)についても、第1/2相臨床試験で採取した臨床検体を用いて薬効評価を行う計画という。

 KMバイオの菊池研究所生産設備が<strong>来春</strong>に稼働可能になることに触れ「これに合わせて早く承認を取って国民に供給できるようにしたい」と述べた。 また、永里社長は3回目のワクチン接種となるブースター接種についても治験を行う意欲を示しましたと。

今日からノーベル賞の発表が始まる。





国産ワクチンの開発状況  自己増殖型mRNAワクチン VLPセラピューティクス

2021-10-01 | 日記
 創薬ベンチャーのVLPセラピューティクス・ジャパンは、「自己増殖型mRNAワクチン(レプリコンワクチン)」というタイプ。

 レプリコンワクチンは自己増殖作用のあるRNA分子にウイルスの遺伝情報を組み込んだワクチンで、接種後に成分が体内で自己増殖するため、少量の接種で免疫反応を誘導できる。今年10月から第Ⅰ相試験を大分大学医学部附属病院で開始する予定で、2022年に承認申請を経て実用化することを目指します。

◇“自己増殖するワクチン”とは
注目の新技術を使った「次世代ワクチン」の開発が進んでいます。
 それが、日本のVLPセラピューティクス・ジャパンが開発中の「レプリコンワクチン」で、レプリカという言葉は、複製とか模写という意味です。レプリコンワクチンは体内で自ら増える、自己増殖するワクチンということ。それが最大の特徴で、ファイザーやモデルナのワクチンの「進化版」とも言われている。

 レプリコンワクチンも、基本的な仕組みは同じです。何が違うかというと、ワクチンの中に特殊な物質が入っていて、体内で遺伝子がどんどん自己増殖する。遺伝子が増殖すると、スパイクもたくさん作られるので、それに対応して抗体もたくさん作られる。 1回の少量投与で、副反応も少なく抑えられることが期待されている。また、ワクチンを素早く生産できる。さらに「さまざまな変異株に対しても対応できるように設計している」としていると。

◇国から、補助金も受けている。
◇国産ワクチンの実用化は…「特例承認の条件緩和」検討進む。