MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

完熟トマトと自然の塩

2008年09月17日 | たべもの・料理
肥料として昆布などを使ったと言う完熟トマトが手に入った。ずしりと重みがある。水には浮かばず沈んだ。一般的に沈むトマトは甘くておいしいと言われる。

冷やしたトマトの皮を剥き、塩味に深みのある「粟国の塩」をふった。
甘みがあり肉質のややしっかりしたトマトだった。久しぶりに美味しいトマトに出会ったと思った。一個は塩をふらないで食べたが、やはり塩はかけたほうが美味しい。

ところで、最近トマトの皮を剥かないでサラダとして出す店が多くなったように思う。冷えたトマトのヘタの部分をとってスライスしただけのトマトが商品として出てくるのである。そんなトマトが出てきたら私は食べない。
トマトは中の果肉に比較し皮の部分が硬いので、皮のついたまま食べるとどうしても口の中に皮が残る。そのような違和感をなくすために料理人と呼ばれる職人は必ず皮を剥くという手間をかけるのである。

「皮を剥いていないトマトサラダは料理ではない」と思う。
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