MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「かおり」と言う名のおいしい梨

2008年09月18日 | たべもの・料理

我が居住地の近くに「大町梨街道」と呼ばれる街道があって、梨農家の集落と各農家が直売する梨店が並んでいる。先日、市川自然動植物園のある大町公園へのウォーキングの帰り道に寄ってみた。
幸水や豊水に混じって、緑色をした「かおり」という名の梨があった。初めて見る梨だったが、その名前が気になってあちこちの店を歩道から見て歩いた。
最高価格は2個入り2000円。規格外のビニール袋で売られているのが各店まちまちで、大中小で価格に開きがあった。

価格的に不味いことはないだろうというのが私の見方で、お世話になった友人に送った。そのとき店の人から戴いたのが、写真の大中小の3個である。


店の裏がすぐに梨畑になっているため、朝採れた物が店に並んでいる。下の写真のように、ツルの切り口がまだ萎びていない。


「かおり」の採れたては果肉ががりがりとして食感が良くないという。皮の緑色がやや黄変した頃が食べごろで、熟してくると香りも立って果肉も柔らかくなるのだそうだ。

私はやや黄色くなったところで食べたが、頬張る前から香りがよく、果肉を噛むと甘いジュースが口の中に溢れた。水分が豊富で甘く(糖度も高そうだ)、名前のように香りも良かった。これまで食べた梨の中では最高においしかった。
そしてその日から私は「かおり」のファンになった。
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