NHKの「日曜美術館」、「極限に見た生命(いのち)の美しさ‐写真家 セバスチャン・サルガド」の再放送を見た。
彼の作品を見ながら、カラー写真では得られないモノクロの迫力と言うものを感じた。その迫力ゆえに伝わる写真、一度見ると忘れられない写真になっていた。
サルカドは広角レンズや望遠レンズは殆ど使わず、標準レンズで対称に寄ってあるいは離れて撮っていると言う。
少し前までは標準レンズ一本で、パンSSSやTRY-Xなどで撮り歩いたものだが、そのとき対象として探していたものは「色」てはなくレンブラントのような「光」だった。
しかし今はデジカメさえあれば簡単に花や紅葉を綺麗に撮ることができる。当然光よりも「色彩」が重要視される。私もそのように流されてきた。TVを見ながら「原点に返ってみようか」とおもった。
と言うことで、時には原点に帰り「光」を追ってみようと思う。出来れば標準レンズ一本で・・・