大津川の堤防や、
大津川周辺の田圃の畦道には、
早春を代表する「オオイヌノフグリ」が咲いていて、
すでに花びらを落としているものもあった。
小さな花なので余り目立たないが、
温かく晴れた日には一斉に開花するので、
密集している場所は遠くからでも花の青色がわかるほどになる。
トウダイグサも茎を地面に這わせて、
寒さを防ぎつつ成長していた。
5~6月になると茎を立てて花を咲かせるが、
すでにその準備が出来ていて、
花の時季の形状が完成している株もあった。
大津川の川岸では20羽ぐらいのヒドリガモが、
若草を啄ばんでいた。
近付くと一斉に飛び出したが、
飛んでいる姿も美しい鴨である。
もしかすると日本の様々な人に「やすらぎ」を与え、
もしかすると鴨鍋になった仲間もいたであろう鴨達は、
まもなく、南風に乗って「北帰行」することだろう。
帰れなかった鴨達の供養と言われる、
「雁風呂」は今年も焚かれるのであろうか?