MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

谷津干潟・谷津バラ園逍遥の記(3)

2014年05月22日 | あらかると

谷津干潟の周囲を巡る遊歩道を約6割近くを回ったが、
話を少し戻して、
谷津干潟公園で「珈琲タイム」を取っているときに、
思わぬ蝶との出会いがあった。

目の前を飛んでいる姿は一見「コミスジ」のようで、
撮影のチャンスは無いだろうと、蝶の姿を追っていると、
コミスジよりも大型でしかも数匹が舞っていた。
すると近くの植え込みに一頭が舞い降り、
続いてもう一頭が舞い降りた。

急ぎ望遠レンズを装着し、逃げられる前の「とりあえず一枚」。


そして連写。
しかし、慌てた為か露出設定が早い動きに合っておらず、
ほとんどのシーンが手振れしていた上に、
被写体側の羽の動きなどでもブレが発生し、使い物にはならなかった。

が・・・・・
いつもの友人と撮影行する時はなぜか「幸運」なことが多く、
一頭の蝶はその場所に留まるという幸運に恵まれた。

ISO感度を上げ、標準レンズに換え撮影限界距離の23cm近くまで寄ることもできた。
黄色の複眼とその中の瞳のような黒点が面白い(巻頭の写真)。

再びもう一頭が舞い降りてきて「恋の密談」が始まった。

蝶の名前は「ゴマダラチョウ」で、私にとっては初見の蝶で、
樹液や熟した腐果実を好み、花の吸蜜には縁の無い蝶のようである。

国蝶の「オオムラサキ」と同じような環境に住み、
オオムラサキの居る場所では必ず見られるようである。
オオムラサキと同様に榎の葉などが幼虫の食草になっていて、
この日も榎の周りで数頭飛んでいるのが確認できた。


話は谷津干潟に戻って・・・・・
季節柄かこの日谷津干潟で確認された野鳥は、
頬の白黒の境界が水平で無いことから「ウミウ」かもし知れない固体と、


ダイサギの番(つがい)と見られる2羽と、あちこちで羽を広げていた「カワウ」ぐらいだった。
が・・・・
「野鳥愛好者」の話によると「野鳥愛好者の野鳥を見る目は並ではない」らしく、
「素人は発見できていないだけ」というのが真実のようである。


一部干潟が現れていたが、良く見ると何かが蠢いている。
かには目視できたが、小さな巻貝は写真を拡大して発見できた。
ちなみに、下の写真の中にはピクセル等倍の元画像で見ると、
12匹の蟹が確認できた。


下の写真の蟹は「シオマネキ」のようである。
また左側の泥に見られる穴は、二枚貝かゴカイやイソメのような生き物の棲家のようである。
時折、潮を噴き上げていたのは二枚貝の「シオフキ」では無いかと思われる。


遊歩道の所々に「ノイバラ」が植栽されていたが、
なんとなく「谷津バラ園」が近いことを予感させる。
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