MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

桜と青空と花喰鳥(雀)など

2015年04月04日 | あらかると

近隣の常盤平では満開の桜の下「さくらまつり」が行われているが、
当地はあいにくの天気で、午前中は小雨が降るなど一日中曇り空だった。

祭り会場の桜の下に展開されている夜店と共に、
「夜桜」の光景も捨て難いが、やはり桜は青空の下がいい。

ということで、一昨日ポタリングしながら撮ってきた、
みさと公園と水元公園の桜を中心にまとめてみました。

「満開の連翹と染井吉野」


「緋寒桜(寒緋桜)系の桜と青空」


緋寒桜は時期としてはすでに散っており、
花が小ぶりであることや萼筒が華奢であることなど、
「ヒマラヤ桜」の特徴を有しているので、ヒマラヤ桜の可能性がある。


「みさと公園の小合溜岸の大島桜」


樹の下を見ると萼筒から千切られた無数の桜が散っていた。
しかも大島桜の花だけがこの状態を呈していた。


花を千切っている犯人は「雀」で、下の写真のように萼筒を啄ばんでいた。
桜の花蜜はヒヨドリや目白なども吸密しているが、
ヒヨドリや目白は蜜蜂のように花の正面から吸蜜しているので、
花を食いちぎることはない。


また、大島桜に野鳥が集まるのは樹木が原種に近く、
花蜜が多いためだと思われるが、
この傾向は同じバラ科の薔薇の花も同じで、
薔薇の原種に近い花ほど多くの蜜蜂や花虻か集まっている。

水元公園の「ごんぱち池」近くのバス通りにも桜並木があり、
場所によっては雪柳や連翹が樹下を飾っている。


巻頭の写真は、花の終期に入って花芯が色づいてきた桜で、
萼筒や花軸に開出毛がないなど、大島桜と山桜との特徴を併せ持っていたが、
固有名まではわからなかった。
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