13、14日と雨が続き3日ぶりの晴れとなった。
芽生えてきた木々の黄緑が朝日に輝いていた(巻頭の写真・5時55分撮影)が、
やはり桜の時期や新緑の時期には朝日と青空が良く似合う。
朝から快晴に恵まれたものの、南風がやや強く、
天気予報も午後からは寒気の影響で突風や雷雨があるという。
風が強く、荒れ模様の天気が予報されているなかを、
カメラを持って外出するのは危険が伴うので、
結局は3日目のインドアな時を過ごすことになった。
風に流れる雲や新緑が面白く、
時折ベランダに出て観天望気しつつの撮影をしていたが、
今日ほどめまぐるしく変わった天気も珍しい。
「10時23分撮影」
地上は南風が強かったものの、
上空の雲は綿雲のごとくゆっくりと流れていた。
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「11時20分撮影」
昼食用のおかずなどを調達するため近くのスーパーへ。
北側の空は絹雲が多く、上空も風は強そうである。
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「11時28分撮影」
調理場から何気に外を眺めると、天空に虹が掛っていた。
環水平アークのようであるが、太陽の暈の一部のようでも有る。
この頃には上空の雲の流れも速くなり、天空の虹は1分後には消えてしまった。
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当地の天気予報では15時には雨の予報となっていたが、
その時間帯は快晴であり、怪しげな雲が広がってきたのは17時過ぎ頃で、
下の写真は「17時14分撮影」のもの。
この後一気に雲が広がってきたのである。
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「17時23分撮影」
上記の写真から僅か9分後の空である。
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上空が雲で覆われ、17時40分過ぎには新たな雲が湧いてきた。
雲で覆われてしまうと写真的な面白さがなくなり、
風向きも変わりやや冷え込んできたため、
今日の撮影はこれが最後となる予定だった。
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ところが18時25分ごろ突然の雷鳴が轟いた。
室内の電気を全て切り、PCも電源を落とし、
LANコードや磁気デスクのコネクターなども取り外して、
ベランダに出てみると驟雨となっていた。
強烈だった雷鳴は2回で終わってしまい、春雷らしい儚さだった。
「18時27分撮影」
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約一時間後に外の様子を探ると上空はすでに晴れており、
星も見える程に空気も澄み切っていた。
「19時50分撮影」
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一日中霞んでいた「東京スカイツリー」も、
雷雨で空気中の塵がなくなり、真冬のような透明感で輝いていた。
「19時51分撮影」
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