一日中暗くどんよりとした曇り空になった。
近所では「さくらまつり」が開催されているので
明るい曇り空なら外出する予定だったが・・・
暗いとあっては美しい桜の花も期待できず結局一日中インドアとなった。
ということで・・・・
今年初めの冬芽から観察してきた「辛夷」の開花までを紹介。
「1月10日の冬芽」
花が咲くかどうかは不明だったが、
とりあえず遊歩道直ぐ脇の手の届きそうな冬芽を定点観測することにした。
「2月19日」
観測してから約1ヵ月後、ほとんど変化は見られなかった。
「3月12日」
3月8日には日当たりの良い場所の辛夷が開花していたが、
定点観測している場所は日当たりが余りよくなく、
12日になってやっと蕾が大きくなった。
「3月22日」
上の写真から10日後、一回り大きくなり丸みを帯びてきた。
さらに、蕾を覆っていた外皮が少し上昇し、蕾の根元に白い部分が現れてきた。
「3月25日」
硬い外皮の一部が剥がれてきた。これから開花までが早かった。
「3月29日朝8時」
僅か4日で蕾は数倍に成長し、白い花弁と若葉が現れる。
「3月29日午後2時」
花弁がせり出してきたが、上の写真から僅か半日で開花の開始である。
「3月30日」
5枚の花弁が開き始めている。
「3月31日」
完全に平開し開花である。
この時点で、3月8日に咲いていた辛夷は半分ほどが散っていたが、
昨日、定点観測していた花の周りの蕾も開花し、見ごろになっていた(巻頭の写真)。
ちなみに、花の向いている方向が「北」で、
「辛夷の花は北向きに咲く」という事が真実だったと理解できた。
大町公園は春になってからというもの様々なものが急成長しているので、
行くたびに定点撮影をしているが、
機会があったらいずれ紹介してみようと思う。