MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

「初蜻蛉(塩屋蜻蛉)飛び始める」と「褄黄蝶の産卵と生まれたばかりの卵」

2016年04月06日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


久し振りに朝から晴れ、4日ぶりの大町公園散歩となった。
5日前の散歩時とは比べ物にならないほど自然の変化は早く、
楓などは若葉が出揃っていたり、ツボスミレなど野草の開花も進んでいた。

今日のハイライトは「初蜻蛉」と「褄黄蝶の産卵」でした。

「今年生まれの初蜻蛉」
ベンチで休んで居ると、目の前をヒラヒラと通過し、
反対側のベンチの背もたれに何かが止まった。
「塩屋蜻蛉(シオヤトンボ)」で今年生まれの初蜻蛉だった。


一枚撮ると警戒してか、またヒラヒラと・・・遊歩道の上へ移動した。
孵化して間もないためか翅の完成度がまだのようで、
もう少し太陽光にあたる必要がありそうである。
証拠写真としてのとりあえずの一枚は、ベンチから7mほど先の蜻蛉を撮った。


遊歩道に出て、少しずつ間合いを詰め(複眼の蜻蛉はゆっくり近付くと寄ることができる)、
約2mの場所からの一枚(下の写真)


更に間合いをつめ、最終的には50cm程まで近付くことができた。
下の写真と巻頭の写真はほぼ真上からのもの。


暫くそのまま陽を浴びていたが、来園者が真横を通過したときに、
相変わらずのヒラヒラ飛びで、湿地の草叢へと飛び去っていった。


「褄黄蝶(ツマキチョウ)の産卵とその卵」

今年は例年になく褄黄蝶の発生が多いようで、
今のところ個体数的には紋白蝶や筋黒白蝶より多い感じである。
飛翔している場所は「ムラサキハナナ」の群生地周辺が多く、
その場所で待って居ると・・・・
私にとっては初見の褄黄蝶のメスが表れ、
あちこちの花を吟味しつつ、1mほど先の花に止まった。


もしかすると「産卵行動がみられるかも」と待ち構えて居ると、
尻を曲げてムラサキハナナの茎に付けている(下の写真)。


産卵行動である。
暫くの間産卵行動を続けていたので、動画を撮ろうとしたが、
散歩中のご夫婦に声を掛けられ、産卵している褄黄蝶を案内し、
ついでに、大町公園の面白さなども紹介することとなってしまった。


やがて、オスにアタックを受けたため飛び去ってしまったが、
飛び去ったあとに望遠レンズで卵を探してみると・・・、
ありました!(下の写真)


ちなみに、下の写真が褄黄蝶のオス。
蒲公英の花で吸蜜している姿は、公園内では珍しいかもしれない。
本日午前中に三角池近くにて撮影。


久し振りの公園散歩と自然の成長の速さなどを撮り歩いているうちに、6時間近くも彷徨し、
満開を迎えている山桜や野草や昆虫など、
300枚(単写が基本・連写するよりも音声込みの動画を撮る)を越す画像を撮ってきた。

主題を選ばなければ、そして何に対しても興味があれば、
大町公園は今が一番面白い時期なのかもしれない。
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