MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

アオノリュウゼツラン開花(市川鑑賞植物園中庭)

2012年07月25日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

市川動植物園の鑑賞植物園(温室)中庭の、
アオノリュウゼツランが開花していた。

職員の話によると、開花したのは22日で、
一番下の枝が開花したという。


初めて見る花なので、
構図の決めかたがまとまらないので、
順次撮ってみた。


更にズームアップしていくと、
結構面白い形態をしている。
蕾のうちはユリの蕾のようだったが、
平開せず、蕾の先端がやや広がってまず雄蕊が出てくる。


雄蕊が割れて花粉が出来上がると、
こん棒のような形をした雌蕊が花の中心を貫く。


雄蕊は更に伸びて、
蕾の倍近くになって直立している。


巻頭の写真、雌蕊の先端には水滴のようなものが付いているが、
花蜜なのだろうか?

これから約1ヶ月間にわたり咲き続けるらしいが、
咲き終わるとリュウゼツランは枯れるという。
40~50年に一度といわれている開花は珍しいばかりでなく、
二本同時に開花するのを見られるというのも非常に貴重なのではないかと思う。

やがて枯れて倒れる時はどのようになるのか?
枯れた後どんなに大きな種が取れるのか?
等々、興味津々である。
それにしても物凄い数の子孫を残すものかと感心せざるを得ない。


この時季市川動植物園では「ホタル鑑賞会(7月22日から8月5日)」が開催されている。
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仙人の様な亀が・・・小躍りした

2012年07月24日 | あらかると

とある公園の施設の中にある、
小さな池には、亀や目高やモツゴ、鮒などが飼われている。

2匹いるクサガメは大きく、
いつも甲羅干しをしていることが多いのだが、
片方は臆病で人の姿を見ると逃げることが多い。
が、
もう一方はまるで仙人のように泰然自若として、
甲羅干しを続けている。
で、
巻頭の写真は亀にカメラを10cm程度まで近づけて撮ったものである。

巻頭の写真でも判るのだが、
彼らは必ず私を見ている。
それも私の眼を見ているようである。


「亀は万年」といわれるように、
もしかすると長生きの過程で人の心をも読むことができるのでは・・・
つまり亀が逃げないのは、
「私から亀に対して攻撃することは無い」
ということを察していたにちがいないのである。

で、さっさと逃げていくのは、
若くてまだ人の心が読みきれていないのであろう。


巻頭の写真のように、
見れば見るほど悟ったような目つきをしている。

ところがある日、
たまたま持ち合わせていたパンの端を千切って、
亀の前に落としたら・・・
水に浮いたのを頭を横にして・・・「食べた!!」
そして
一口で飲み込むと亀は豹変した!!

急にあたふたと慌てるかのごとく、動きも活発になり、
「もっとくれーーーー」的な行動をしたのである。

亀恐るべし・・・
人に「もっと呉れ」の理解をさせる術まで心得ていたのである。

私はまんまと操られ催促されるがまま追加のパンの切れ端を・・・

水分を含んだパンは溶け出すほどの柔らかさになったのだが、
それが彼らの大好物だと知ることとなった。

それにしても泰然自若として威厳を保っていた仙人の様な亀は、
「美味しさ」のためにメロメロになってしまったが、
人だって同じようなことはあるものだと・・・・思う。
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花筏の実熟れる

2012年07月23日 | あらかると

花筏の実が熟し始めた(巻頭の写真)

熟した実は昨年発見したのだが、
実がなるということは花も咲くわけで、
今年の春先から注意して見ていた。

下の写真は5月6日撮影。
どんな花が咲くのか楽しみにしていたが・・・・


5月7日には先端がやや黒くなり、


5月29日には実がやや大きくなっていた。


で・・・
この頃になって「花はいつ咲いたのか」が気になって、
NET検索・・・・5月6日の写真が花筏の花と判明した。

名前の割には地味な花だが、
熟した実は甘みがあって食べられるのだそうだ。
巻頭の写真を撮った時、
一部の実が無くなっていたが、
もしかすると誰かが啄ばんだのかもしれない。

花筏といえば・・・・
「桜蕊」の花筏が日本画的で趣が深い。
侘び、寂びを感じつつ、
時には武山で切磋琢磨した74期の同期を思う。
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曇天に華やぐ夏薔薇

2012年07月22日 | あらかると

曇天の日は余り写真を撮らないのだが、
先日の友人との撮影行で、
曇天の逆光撮影に写真としての面白さを発見した。

何度も行っている公園なのだが、
大体休憩場所は決まっていて、
座って景色を観察する場所も限られている。

勤務時代はパターン化するのが嫌で、
様々な通勤経路を辿ったものだが、
新たな道を歩くと新たな発見もあり面白かったものである。

今回の撮影行は、
いつ雨が降っても仕方がないような曇天だったため、
公園への来園者は極端に少なく、
いつもは休憩する人の多い、
薔薇園の藤棚の下で休むことが出来た。

これまでは歩いて通過する程度で、
藤棚の下にあるベンチに座って薔薇園を見たことが無かったが、
座ると「座った時」が計算されているかのような薔薇園が目に入った。

その時に友人から「逆光の美しさ」を伝授されて撮ったのが下の写真。
やや傷んでいた手前の赤い薔薇が、
逆光により輝いていたばかりでなく、
輝くことで傷んでいるのが見えなかったのである。


直射日光下では露光時間も短くなり、
したがってブレのない写真が撮れるのだが、
コントラストが強く、白トビや黒つぶれが発生し易い。
だが、
雨の降りそうな曇天下でも薔薇は輝いていたのだ。


巻頭の写真は、輝いていた藤蔓の青葉に焦点を当ててみた。
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やまゆりの里

2012年07月20日 | 大町公園(市川市動植物園)にて

今朝はTシャツや半袖では少し寒さを感じる程の気温となり、
空を見上げれば、
なんとなく降り出しそうでもあり、
降らなさそうでもある。

朝の天気予報によると東京は午後から雨、
千葉県は15時ごろから雨・・・
東京都の境界にある松戸や市川はどっちなのだろうと、
いつも迷うが、
そんな時は自分の都合の良いほうに解釈することにしている。

ということでいつもの写友と待ち合わせて、
大町公園に撮影行を挙行した。

大町公園は今、「山百合」「夏薔薇」がいい。
勿論他にも様々な被写体が訪問する人たちを待ち構えているのだが・・・。

山百合は今が一番の見頃のようで、あちこちで開花していた。
15日に行ったときはわずか2株しか咲いておらず、
やや心配されたが、数える必要が無いほど咲いていた。


曇り空の山中とあって写真的には露光不足だったが、
それがかえって「幽玄さ」を醸していた。


やまゆりは幹が華奢な割には大輪の花を咲かせるので、
どうしても頭が垂れがちとなる。
そのため「見せるための支柱」が添えられているものが多く、
撮影のさいには注意が必要である。


花虻は花粉が好物のようで、
雄蕊の花粉を採取しているようであった。


大町公園の「やまゆりの里」開放日は、22日までである。

天気予報は、結果的に外れ帰宅した17時過ぎまで降ることはなかった。
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