夏は冷やし麺がいい。
素麺も、冷麦も、饂飩も、蕎麦も、
ラーメンだって、平壌冷麺だって、ビビン麺だって、
キンキンに冷やして食べるのがいい。
だが、
中国や韓国では、熱い時には熱いものを食べるのが良いという。
冷たいものは体を冷やし健康に害があると・・・・
日本の冷やし麺は本当に冷たいだけなのか?
否である。
冷麦や蕎麦に使われる薬味の葱や生姜や七味は、
発汗作用があり食後体を温めるのである。
ということで、私の場合夏の薬味は「生姜」を多用する。
これまでは、
赤貧の学生時代、炊立ご飯に「七味と醤油」だけをかけて食べていた名残から、
(これが意外なほど美味しくほかにおかずの必要が無かった)
「やげん掘の七味」を使っていたが、
唐辛子が胃の負担となるように至り、生姜などに変わってきた。
生姜も市販の練り物など色々試したが、
やはり生の「日本の根生姜」が薬味には最高である。
辛味大根などもいいが、やはり生姜のすっきりしたやさしい辛味がいい。
だが・・・
根生姜は擂りおろしたあと生のまま放置すると、
変色するなど傷みも早く、
すべてを使い切れないまま捨てることが多い。
ということで、冷凍保存に挑戦。
まずはフードカッターで下す。
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下ろした生姜は保存用袋に一食分づつ分けて冷凍する。
初めてなので味等に変化が無いか心配したが、
問題なく使うことが出来た。
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巻頭のマーボ冷麦(冷製)の麻婆豆腐にも生姜が入っている。
茗荷なども、パックで買ってくると絶対に余ってしまうので、
大量買いして、梅酢などで保存する。
細かく刻んで振りかけたり混ぜたり・・・
素麺のつゆに入れたり、チャーハンの具や、おにぎりの具になったりする。
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下の「紫蘇の実の梅酢漬」も手製ならではの美味しさで、
市販されていないので、その美味しさを伝えられないのが残念である。
味、香り的には市販の「ゆかり」そのものに近いが、
種を咬む時の「プチプチ感」がいい。
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