幼い頃の運動会を思い出しています。
え~と…
横並びに並んで、ヨーイドン!を待っています。
ヨーイ!で、もう体がかたく固まってしまっています。
ドン!までの長いこと~
走り出せば、一瞬のことだったと思えますが…
今、ヨーイ!の時間なのだと思います。
オットの容態。
このまま良くなるとは思えませんが、しかし生きています。
本人の思いはどうなのでしょうか?
憶測でしかないのですが、長いようで短い時間…でしょうね。
いや、短いようで長いかな?
うわ言ですが、本心…帰りたい、車を用意してくれ~
毎日顔を合わせているのに、久しぶりに来たね、と。
この大根おいしいね、「ん?おでんの大根?」うん!
そんなに美味しいもん食べさせたか?と内心じくじ。
「明日またくるけんね。バイバイ」
割合、未練気もなく、あっさりとバイバイ。
同室4人が同じような状態です。
起きているのか?眠っているのか?
鼻からの栄養剤注入。尿は袋に貯められます。
延命治療は望みません、と申し出てありますが
これって、延命ですよね~
生きるだけ生きて欲しい…、後悔しない治療をやって欲しい…
そう望みますが…
幾万の人が悩んだことでしょうね。
私自身だとしても、今の状態を3ヶ月はダメです。
娘に言っておきます。1ヶ月ぐらいで、栄養を減らして
旅立たせてください。
救急車で運んでおきながら、身勝手な言い草ですが。
でもでも、いつか近いうちに来るドン!です。
運命を待ちましょう。
こんなふうに悩むことは悪いことではないと思えます。