mama-ushi の島生活

子牛との愉快な日常と伊江島のことなど、ボチボチ書いています。

今、言葉にするべき想い

2020年04月12日 | 新型コロナ
『志村どうぶつ園』の動画を見ると、こんなに尊い日常がついこの間まで当たり前の様にあったことが、信じられない。

blogやSNSでは、出来るだけネガティブな投稿をしない様にしているので、とても迷いましたが、今、これは言葉にしたいと思いました。

私の住む島は、今、村外からの来島自粛要
請、そして、村民への不要不急の渡航自粛要請が出ています。

『伊江島マラソン🏃‍♀️』『ゆり祭り』という
年内最大のイベントの中止や休校が始まったこともあり、いつもの4月の賑やかさはまるで無く、
今年からマラソンを盛り上げるために植えられたコスモスがキレイに咲いている様子や、丹精込めて手入れされ今年も力強く花を咲かせ始めたゆりを目にすると、さみしい気持ちにもなります。

でも、これは私たちの命を守るためです。

『若い人は大丈夫』

『私の県はまだ一桁しか感染者出てないから大丈夫』

『私の住む街にはまだ感染者が出てないから大丈夫』

まだ、どこかでそう考える人もいるかもしれません。

でも、思い出して欲しいです。

今、死者が多発している外国も
平和な日常から遠ざかりつつある東京なども

数字の上での感染者は、0から1、
10そして100と…大きな数字に増えてきたことを、1人1人がもっと深刻に考えて欲しい。

外国からのメッセージに、
今、緊急事態の中にいる人達からのアドバイスに、真剣に耳を傾けて欲しいです。

国の政策に腹が立つこともあります。
生活していく上で苦しいことも出てきます。

子供を家に閉じ込めておくのも可哀想です。

せっかく希望をもって新生活を始めようとしていた子供たち

最終学年の大会が、一つ、また一つと中止になり 虚無感すら漂う子供たち

不自由な事、諦めなければいけないことが多く、それは大人でさえ納得するのにモヤモヤするのに、子供たちにとっては納得のいかない、大きな出来事だと思います。

それぞれの立場で、苦しいことが沢山あります。

でも、今、命を守るための行動を最優先に考えて欲しいです。

家も、息子は受験生です。勉強の遅れも気になります。
上手くは無くても、ずっと頑張ってきた部活の行く末も全く先が見えません。

大好きなお友達と同じクラスになれて、島で過ごす最後の一年に心躍らせているのに、休校となり寂しそうな中学3年生をみると、切ない気持ちにもなります。

でも、不自由な事を受け入れて、我慢すべきことがあるということを子供に教えるのも「教育」だと思います。

私は息子に常々『世の中、理不尽なことが多い』といってきました。

これは私が予想すらしなかった、『最悪の理不尽な出来事』です。

新型のウィルスという目に見えない敵がいつ襲ってくるかわからない
いつ自分の大切な人の命を奪うかもしれないという恐怖の理不尽です。


今、子供たちも、大人たちも
不自由で、悲壮感が漂い、幸せとは遠くなっている感覚が日々強くなってきています

でも、この得体の知れない病で
命を失ったり、大切な人を失うことに比べたら、今の私たちは幸せです。

不自由や我慢を「可哀想」だと思うことはある意味危険で、今の状況をしっかり理解し、受け入れていかないといけないと思います。

私の看護師の友達の多くは、病院など医療現場で働いています。
それぞれの場所、それぞれの立場でみんな苦しみながら今出来ることを精一杯やるだけだと、話しています。
感染する恐怖だけではなく、自分が感染源になり得るかもしれない可能性も理解しているからこそ、常に緊張を強いられる生活を余儀なくされています。

医療関係者にも、生活はあります。
バランスの取り方は私の想像以上だと感じました。

彼女たちとのやり取りは、不満ばかり口にしていた私に
『自分が出来ることから、精一杯がんばるしかない』とポジティブな方向に突き動かしてくれました。

長々と、ガラにもなく熱く、とりとめのない文章になってしまいましたが。

私は、自分の大切な人を守りたいです。

そして、大切な人にとって大切な人も守りたいです。


みんなが、少しずつ命を守る行動を考えてて欲しい。

私が言いたいのは、皆さんにお願いしたいのは、それだけです。


日曜日の朝から暗い内容の文章になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。


1日も早く、この世界の危機が終息に向かう日が来るのを願っています。






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