女流絵師 平田玉蘊

平田玉蘊(ぎょくうん　またはぎょくおんとも)
1787～1855年この時代に女性でありながら
絵師として身を立て家族を養ったという


江戸時代後期
広島の尾道で活躍


平田玉蘊は尾道の裕福な商家に生まれる

絵を趣味とした父親から手ほどきを受け
幼い頃から、その才能を開花させて行った

しかし19才の時に父親が病死し家は没落

玉蘊は絵筆一本で母親や妹を養った


彼女の作品　常盤雪行図
歴史上の常盤御前と牛若丸を連れて
逃げ延びる絵図に自分の姿を重ね合わせる

彼女は妹の子供を引き取り育てたという

玉蘊はとても美しい顔立ちだったといわれる

女性が絵師として生きて行くのが難しかった時代

彼女は父の知り合いの文化人たちに
教えを漕い懸命に腕を磨こうとする

だが時代は江戸時代

女の自由は限られている

その縛りの中で腕を磨くのは至難の技


歴史学者頼山陽との恋に破れ
世間の悪評に苦しむことになる

しかしその悪評に負けず絵を描き続ける

絵筆一筋に生きた平田玉蘊

玉蘊はこの時代ではほとんどいない
女流絵師として寺にも作品を多く残している


どんな要望にも答え
絵を描き続けた玉蘊


苦しい生活を乗り越え

苦しい恋を乗り越え

苦しい世間の目にも耐え


絵師として生き抜いた平田玉蘊


その生き様は女として

本当に見事な生き方だ





(○´∀｀○)




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