BROOCH

今日は出張でした。年に2回あるこの出張は、いつもより早く帰れるので好きなんです。
その出張先で手に入れた絵本。
ずっと前に何かの書評に「宝石のような一冊」というようなことが書かれていて、どんな本なのだろうと気になっていました。
前回の出張のときは品切れでしたが今回は在庫あり。
でも、ビニールで覆われていて中をのぞくことができません。どんな内容か、買って後悔はしないか・・・わかりませんでしたが、表紙の感じでこれはがっかりすることはないだろうと購入決定。

家に帰ってビニールをはがしてみて、わざわざ覆ってあるのも納得。
中の紙がものすごく薄くて繊細なんです。次のページが透けるほど。ページをめくるときにドキドキしてしまうくらい。店頭でみんながパラパラめくったら、すぐにくしゃくしゃびりびりになってしまいそうです。
これは大人向けの絵本ですね。内容も大人向けかな。哲学的といったらいいのか・・・。何回か読んでみるとつかめてくるような奥深い本のようです。
絵は・・・きれい。色づかいがかわいらしい。そしてなかなか計算された構成だと思います。
そっとページをめくりながら時のたつのを忘れ、すっかり現実から逃げています。