三重県津市の三重県立美術館に、ジェームズ・アンソールの作品がくる!ということで、はるばる三重県まで行ってきました。
津なんて初めて降り立つよー。わ、素朴で緑が多くていい町だなー。銀行も緑に囲まれてるよーと、感動しながらてくてく歩いていくと、緑深い環境の中に、すっきりとしたモダンな外観の建物が見えてきた。 これが三重県立美術館だ。
おしゃれなフレンチレストランがあったり、2階の休憩所は壁一面のガラス窓に囲まれていたりと、なかなか快適な美術館だ。
で、メインのジェームズ・アンソール。
マグリットと同じくベルギーを代表する巨匠ではあるが、一般的にはマグリットほどの知名度はないでしょう(その証拠に、土曜だというのに美術館はがーらがらだった・・)。
「仮面の画家」と呼ばれた彼の絵は、ゆがんだ顔を持つさまざまな仮面や、ドクロ、悪魔といったグロテスクなモチーフが多い。
だけど、グロテスクでありながらどこか滑稽な表情には、見る者を引きつけてやまない。
それは多分・・・なんていうか、仮面は単なる仮面ではなくて、その下に血肉を持った人間が隠れているのが感じられるから・・・
人間の持つ嫉妬やどん欲や残虐が、仮面に現れているからだろう。
おもしろいのは、人間の暗い部分を描き出しながらも、決して暗くならないところ。
白やピンクを多用した色彩にもよるところが多いが、作者が楽しんで描いてる感じがする。
傑作「仮面の中の自画像」は、そのものずばり、おびただしい仮面に囲まれた自画像を描いているんだけど、見ているとうきうきしてくるというか、楽しげな音楽さえ聞こえてくる。
アンソールは自分の芸術を信じ、愛していたんだなぁ。
それにしてもマグリットといいアンソールといいデルヴォーといい、ベルギーの画家は独特な世界を持っているなぁ・・・
三重県立美術館には、もちろん常設展示室もあります。
これがなかなか充実している。軽く流すつもりが、出てくる作家がすごい!
三岸好太郎、小磯良平、梅原龍三郎、ダリなどなど。
夏休みだからか、子どもにわかりやすい説明がつけられていたのも良かった。
その後、津から一気に名古屋へ移動。知人と夕食を共にして、万博一色の名古屋駅周辺をひやかして帰った・・・疲れたけどいい一日だった・・・
津なんて初めて降り立つよー。わ、素朴で緑が多くていい町だなー。銀行も緑に囲まれてるよーと、感動しながらてくてく歩いていくと、緑深い環境の中に、すっきりとしたモダンな外観の建物が見えてきた。 これが三重県立美術館だ。
おしゃれなフレンチレストランがあったり、2階の休憩所は壁一面のガラス窓に囲まれていたりと、なかなか快適な美術館だ。
で、メインのジェームズ・アンソール。
マグリットと同じくベルギーを代表する巨匠ではあるが、一般的にはマグリットほどの知名度はないでしょう(その証拠に、土曜だというのに美術館はがーらがらだった・・)。
「仮面の画家」と呼ばれた彼の絵は、ゆがんだ顔を持つさまざまな仮面や、ドクロ、悪魔といったグロテスクなモチーフが多い。
だけど、グロテスクでありながらどこか滑稽な表情には、見る者を引きつけてやまない。
それは多分・・・なんていうか、仮面は単なる仮面ではなくて、その下に血肉を持った人間が隠れているのが感じられるから・・・
人間の持つ嫉妬やどん欲や残虐が、仮面に現れているからだろう。
おもしろいのは、人間の暗い部分を描き出しながらも、決して暗くならないところ。
白やピンクを多用した色彩にもよるところが多いが、作者が楽しんで描いてる感じがする。
傑作「仮面の中の自画像」は、そのものずばり、おびただしい仮面に囲まれた自画像を描いているんだけど、見ているとうきうきしてくるというか、楽しげな音楽さえ聞こえてくる。
アンソールは自分の芸術を信じ、愛していたんだなぁ。
それにしてもマグリットといいアンソールといいデルヴォーといい、ベルギーの画家は独特な世界を持っているなぁ・・・
三重県立美術館には、もちろん常設展示室もあります。
これがなかなか充実している。軽く流すつもりが、出てくる作家がすごい!
三岸好太郎、小磯良平、梅原龍三郎、ダリなどなど。
夏休みだからか、子どもにわかりやすい説明がつけられていたのも良かった。
その後、津から一気に名古屋へ移動。知人と夕食を共にして、万博一色の名古屋駅周辺をひやかして帰った・・・疲れたけどいい一日だった・・・