旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

ジェームズ・アンソール展

2005年07月24日 13時44分24秒 | アート
三重県津市の三重県立美術館に、ジェームズ・アンソールの作品がくる!ということで、はるばる三重県まで行ってきました。
津なんて初めて降り立つよー。わ、素朴で緑が多くていい町だなー。銀行も緑に囲まれてるよーと、感動しながらてくてく歩いていくと、緑深い環境の中に、すっきりとしたモダンな外観の建物が見えてきた。 これが三重県立美術館だ。

おしゃれなフレンチレストランがあったり、2階の休憩所は壁一面のガラス窓に囲まれていたりと、なかなか快適な美術館だ。

で、メインのジェームズ・アンソール。
マグリットと同じくベルギーを代表する巨匠ではあるが、一般的にはマグリットほどの知名度はないでしょう(その証拠に、土曜だというのに美術館はがーらがらだった・・)。

「仮面の画家」と呼ばれた彼の絵は、ゆがんだ顔を持つさまざまな仮面や、ドクロ、悪魔といったグロテスクなモチーフが多い。
だけど、グロテスクでありながらどこか滑稽な表情には、見る者を引きつけてやまない。
それは多分・・・なんていうか、仮面は単なる仮面ではなくて、その下に血肉を持った人間が隠れているのが感じられるから・・・
人間の持つ嫉妬やどん欲や残虐が、仮面に現れているからだろう。

おもしろいのは、人間の暗い部分を描き出しながらも、決して暗くならないところ。
白やピンクを多用した色彩にもよるところが多いが、作者が楽しんで描いてる感じがする。

傑作「仮面の中の自画像」は、そのものずばり、おびただしい仮面に囲まれた自画像を描いているんだけど、見ているとうきうきしてくるというか、楽しげな音楽さえ聞こえてくる。
アンソールは自分の芸術を信じ、愛していたんだなぁ。

それにしてもマグリットといいアンソールといいデルヴォーといい、ベルギーの画家は独特な世界を持っているなぁ・・・

三重県立美術館には、もちろん常設展示室もあります。
これがなかなか充実している。軽く流すつもりが、出てくる作家がすごい!
三岸好太郎、小磯良平、梅原龍三郎、ダリなどなど。
夏休みだからか、子どもにわかりやすい説明がつけられていたのも良かった。

その後、津から一気に名古屋へ移動。知人と夕食を共にして、万博一色の名古屋駅周辺をひやかして帰った・・・疲れたけどいい一日だった・・・


あ、どうもはじめまして!

2005年07月24日 12時20分07秒 | そのほかのこと
アート・・・
 私自身、油絵をやっていることもあって、普段からちょくちょく美術館に足を運びます。
 その感想なんかをつらつらと綴っていきたいなーと、思っています。
 そのうちおえかきツールなんかも使いだしたい。と思いつつ・・・

音楽・・・
 私自身・・・音楽はやってませんが、聞くのは大好きです!
 J-POPがほとんど、しかもミュージシャンはかなり限られてますが、想いをはき出したい!
 と思ってしまいました・・・

そのほかのこと・・・
 映画・ミュージカルなどなどの芸術鑑賞や、小旅行、その日のできごとなどなど。

という感じで、宜しくお願いします!