旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

DAWN

2005年11月13日 23時33分03秒 | GOS(文・絵)
同じ朝に生まれ こぼれ落ちた答
今あなたが全て いつも守ってるから
同じ朝に二人 目覚めてゆく光
分け合えたらすぐに どんな夢だって忘れる

(「DAWN」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この題名なんて読むか知ってる?「ドーン」って読むんだってさー。
私はずっと「ダウン」って読んでたよ(そのまんまやんけー)。
ずっと前、ラジオで安岡さんが曲紹介でそう発音してて、初めて知った(^^*

この詩、ものすごい好きなんだよー!
安岡さん天才だよー・・・・と思った詩。


それはそうと、明日はいよいよ神戸!うわーい楽しみっ
開演前とか、携帯から投稿しちゃおうっと。
明日の夜はきっと壊れてると思うけど(^^)


フランス近代絵画展

2005年11月13日 00時00分05秒 | アート
今日は京都駅ビルにある美術館「えき」で開催中の、「フランス近代絵画展」に行ってきた。なんと、ベオグラード国立美術館所蔵なんだそうだ。
ベオグラードといえば、最近まで紛争の絶えなかったセルビアの首都。どんなに戦火の絶えない土地でも、芸術が人々の心に安らぎを与えていたのでしょうね。

今回の展覧会は、印象派(前期・後期)からフォービズム、キュビズムへと移り変わっていく様を年代を追って見せてくれている。
最初にこの展覧会のことを知った時は、正直「また印象派かぁ」と思ってしまった。確かに日本人はみんな大好きだよ、私ももちろん大好きだし、尊敬する作家もたくさんいる。けれど、最近似たような展覧会ばかりな気がして、ちょっと食傷気味だったのも事実。

でもまあ、近いしちょっくら行ってくるか。と思って出かけたんだけど、やっぱり見たら素直に感動してきちゃった。うん、いいねー

「印象派」という言葉の生みの親となったモネの「ルーアン大聖堂」が来てた。これは数年前に東京のブリヂストン美術館で見て感銘を受けた、三十数点からなる連作の一枚。輪郭線なんて全然ない、朝日を壁面に受けた、その色彩だけで浮かび上がる大聖堂が、おごそかな印象を与える。

ドガの描いた踊り子のデッサンが何枚か来てた。この人の人物デッサンは本当にすごいね。しっかりと力強い線で、踊り子のなめらかな動きを表している。今にも動き出しそうな線だ。こんな風に人物が描けたらいいのに。

ルノアールが結構たくさん来てたなー。盗難にあった「水浴する女性」が来てた。実は私、ルノアールがどうも好きになれないんだよね。これは作家自身も認めているんだけど、彼の作品はいつも美しくて優しくて明るい。それも結構なんだけど、どうしてもそこに物足りなさを感じてしまうのであった・・・

あとは、私の敬愛するゴッホ、ゴーギャン、セザンヌがちょこちょこ。
印象後期からフォービズム(野獣派という)に入る頃が好きなんだよね。フォービズムの代表作家マチス。海の見える窓辺にたたずむ女性の後姿を描いた、「窓辺」という作品がいい。さらっと描いたような色彩なのに、空気を感じる。今にも潮の香りを含んだ風が、カーテンを揺らしてキャンバスの中から漂ってきそうだ。

ルドンも何点か来てた。ルドンは色彩が光っていて好きだわ。あとは、ルオー、ピカソ、ロートレック、ピサロ、ユトリロ、藤田、ローランサン・・・と、すべて小品ながら、たくさんの画家の作品をいっぺんに堪能できた。

大作をバーンと見るのもいいけど、こうやって年代を追って資料的に小品をたくさん見るのもおもしろいね。

帰りに、ビラをもらってきた。「須田国太郎展」と「吉原治良展」がおもしろそうだ。見にいかねば。
がっちり描き込んだ須田と、前衛芸術の吉原という、まったく正反対の画家だけど。