旅の途中で

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青い炎&幻夜

2008年11月30日 17時28分41秒 | 
最近、この2冊を同時進行で読んでおりましたが(1冊読み終わるのを待ちきれない時は、よくやっちゃいます)、2冊とも昨日読み終わりました。

「青い炎」は、Sちゃんに借りたんですが、サスペンス、推理物としてだけじゃなく、青春小説としても傑作だと思いました・・・
主人公が、高校生の男の子なんですよね。
当然、高校の友人達や高校生活の様子も描かれています。

主人公は非常に頭の切れる優等生で、その頭脳を生かしてどんなトリックの犯罪を考え出すのか。というのも見所のひとつではあるんですが、それよりも主人公や友人達、家族の心の動きに、胸が締め付けられます。

犯罪に手を染めた主人公も含めて、優しい人達の気持ちが本から溢れ出して、ラストは涙が止まりません。
ぼろ泣き状態でした・・・

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「幻夜」は、東野圭吾さんです。図書館で借りて読んでました。
こっちはまた、「青い炎」とは対極にあるようなお話で
最初から最後まで救いようのないストーリーでした・・・(暗)

ラストを読んだ時に、犯罪者に対して感じた感情も対極でした。
「魔性の女」と言うべき女性が出てくるんですが、もうね、ほんとに憎たらしいぃ~~
と言う感じで。

そんな女性に翻弄される主人公の男性には同情しましたが、彼にしたって、「もっとしっかりしいや~!も~っ」となってしまいました(笑)

でもね、東野さんだから、やっぱりおもしろいんです・・・
なんだかんだ言って、夢中で読んじゃいました。
読んだ後で、あまりの救いのなさに暗くなるという。

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実は、Kちゃんからもいっぱい本を借りちゃいまして♪(いつもいつもありがとう)
これから1冊ずつ読んでいけるのかと思うと、ワクワクデス♪
東野さんの本も入ってます。

読み終わったらまた、感想を書いていきたいです。