大阪中之島の国立国際美術館で開催されている、「横尾忠則全ポスター」展と「束芋~断面の世代」展の感想など。
横尾さんは言わずと知れた、前衛的なグラフィックデザイナー。
束芋さんという方は、これまた前衛的な映像を作成する作家です。
以前までなら、あまり見ないタイプの展覧会だったんですが、友達がおススメだというので一緒に見に行ったんです。
横尾さんの作品ばかり大量に見ると、そのあまりのエネルギーに圧倒されて、頭がくらくらしてしまいました。
赤・青・黄などの原色にあふれた画面から、横尾さんのエネルギーが溢れ出てきて、私の腕を引っつかんで、ポスターの中に引きずり込んでしまいました。
1950年代~現代までの全ポスターですからね。莫大な量です。
いわゆる前衛舞台劇から映画、能、オペラ、オーケストラ、宝塚、CDジャケットなどなど、ジャンルによって見せ方は違いますが、どのポスターも「横尾さん的」でした。
驚いたのが宝塚でした。
駅なんかによく貼られていますよね・・・何気なく目にしていたあのポスターが、横尾さんの作品だったなんて。
展覧会では、「Y路地」のシリーズもありました。
何気ない街にあるY路地。
その風景だけを切り取った連作なんですが、これが神秘的でおもしろいんです。
Y路地って真正面から改めて見ると、すごく変わった構図だなぁと・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
束芋さんはまだ若い女性作家です。
原色をふんだんに使う横尾さんとは真逆で、ほぼ黒と白の世界です。
映像作家なので、展覧会には大きなスクリーンが使われます。
床に置かれたソファに寝そべって天井を見上げると、そこには昔ながらの団地の部屋がアニメーションで映し出され、その部屋がぐるぐると変化していく様をただ眺めます。
アニメーションが5作品ほどと、朝日新聞に連載されていた小説の挿絵がたくさん展示されていました。
それらに現されるのは、団地の部屋や女性の長い髪、指、時にグロテスクに見える食べ物、性的なものなど。
不気味でありながら、引き込まれてしまいました。
横尾さんと束芋さん。
どちらも真逆のアプローチなのに、その世界に引き込む力は同じくらい強かったです。
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秋から「マン・レイ」展が始まるので、そちらもぜひ見に行きたいな~
横尾さんは言わずと知れた、前衛的なグラフィックデザイナー。
束芋さんという方は、これまた前衛的な映像を作成する作家です。
以前までなら、あまり見ないタイプの展覧会だったんですが、友達がおススメだというので一緒に見に行ったんです。
横尾さんの作品ばかり大量に見ると、そのあまりのエネルギーに圧倒されて、頭がくらくらしてしまいました。
赤・青・黄などの原色にあふれた画面から、横尾さんのエネルギーが溢れ出てきて、私の腕を引っつかんで、ポスターの中に引きずり込んでしまいました。
1950年代~現代までの全ポスターですからね。莫大な量です。
いわゆる前衛舞台劇から映画、能、オペラ、オーケストラ、宝塚、CDジャケットなどなど、ジャンルによって見せ方は違いますが、どのポスターも「横尾さん的」でした。
驚いたのが宝塚でした。
駅なんかによく貼られていますよね・・・何気なく目にしていたあのポスターが、横尾さんの作品だったなんて。
展覧会では、「Y路地」のシリーズもありました。
何気ない街にあるY路地。
その風景だけを切り取った連作なんですが、これが神秘的でおもしろいんです。
Y路地って真正面から改めて見ると、すごく変わった構図だなぁと・・・
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束芋さんはまだ若い女性作家です。
原色をふんだんに使う横尾さんとは真逆で、ほぼ黒と白の世界です。
映像作家なので、展覧会には大きなスクリーンが使われます。
床に置かれたソファに寝そべって天井を見上げると、そこには昔ながらの団地の部屋がアニメーションで映し出され、その部屋がぐるぐると変化していく様をただ眺めます。
アニメーションが5作品ほどと、朝日新聞に連載されていた小説の挿絵がたくさん展示されていました。
それらに現されるのは、団地の部屋や女性の長い髪、指、時にグロテスクに見える食べ物、性的なものなど。
不気味でありながら、引き込まれてしまいました。
横尾さんと束芋さん。
どちらも真逆のアプローチなのに、その世界に引き込む力は同じくらい強かったです。
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秋から「マン・レイ」展が始まるので、そちらもぜひ見に行きたいな~