猫を飼うようになって
読書も 今は猫ブーム
今回読んだのはこれ・・・・
ちょいとぼけた写真ですが・・・
作品はなかなかきりりとしたものでした
ある猫を拾い
その猫が亡くなるまで
その猫に接してきた人の物語
最後の三章は 逝こうとする猫のお話は 圧巻
何度も珍しく読み返しました。
この物語もそうですが、猫を題材とする物語は その猫の死までも描きます
あの「我輩は猫である」もそうですよね。
今年になって読んだ猫の物語もすべてそうでした。
きっと 人間たちは猫たち、また犬たちから
「これからいくところ」 「自然なこと」というのを教えてもらっているのでしょうね。
一部抜粋
・・・すごいヤツだと思わずにはいられない。化け物みたいに知恵のついた猫だ。爺同士仲良く一緒にやってきたが、俺に手本を見せているみたいじゃないか。そう遠くない日に、おれ自身がいかなきゃなんない道を先に楽々と歩いて俺に見せているみたいだ。なるほど、こいつを見ている限りでは、死ぬということもそれほど恐ろしいものではないのかもしれないな。とうとうその日がきたときに、俺はきっと考えるだろう。モンのヤツが行けたんだから、俺もちゃんと行けるだろう、と。