今日は 並選のみなさんのご紹介です
鮫感ず百万分の一ボルト 研知句詩
大柄で 獲物に遠慮なくがぶりとかみつく鮫はどちらかというと こまかいことなんかきにしないどちらかといえば鈍感な感じがしますが 百万分の一の電気を感じる繊細さを持ち合わせているとは 驚きです
鮫を見て泣いた記憶や今もなお みほめろ
ちいさいころ 図鑑で見たのか 水族館で見たのか …怖くてたまらなかった 鮫の姿
この鋭い歯でかみつかれたらどうしよう・・・そんな恐怖で泣き出してしまった
その怖い記憶が 今でもよみがえってきてしまう 大人になって 鮫よりも怖いものがたくさんあると知った今でも・・・
休むな止ると死ぬのだ泳げ鮫 案山子
体内に休みなく酸素を送り続けるには 泳ぎ続けるしかない鮫
つらくて 休むことは許されない 命のある限り 泳いでいくのだ
生きることは厳しい
鮫の歯をくれたあの子は元気かな かたちゃん
鮫の歯はお守りになる お別れの時に ぎゅっと握りしめてた鮫の歯をくれたあの子
「これお守りだよ」って・・・もうずっと会ってないけど 元気でいるのかな
机の引き出しに今でも しまってあるよ・・・
余談ですが 登別の「マリンパーク」という水族館には 割と大きなイワシの水槽があって 1万匹近いイワシの群れが飼育されています。水族館のイベントで そのイワシの群れの中に 1匹だけ紛れているゴンズイを見つけて写真に撮って 水族館のスタッフに見せると 鮫の歯をプレゼントしてもらえます。鮫の歯以外でも 「ペンギンの羽」という景品もあります。
白き鮫捌く女の浜絣 ツユマメ
鮫の腹は白い その白い腹に包丁を当て手際よく鮫をさばいている
紺地の絣の着物からはみ出ている女の腕もまた白い
弓浜絣でしょうか・・・色彩が鮮やかに浮かびます 鮫の腹の白 想像ですがそれをさばく女の人の 腕の白 絣に入っている模様の白 そして 海の青 絣の地の青 青と白のすっきりとしてそして寒さを感じる色
そして最後は 私の句
蒼き鮫見える見えない北極星
北極星は航海の目印となる星 その目印を目標に泳いでいく 若い鮫
波のせいで その目標となる星が見えたり見えなかったりする
目標に向かっていく若者が 時として目標が見えたり見えなかったりして 目標があやふやになる不安な姿を鮫に託してみましたが・・・伝わりませんね
鮫は並で終わりましたが ずいぶんといろいろな句が思いうかび 6句投稿しましたが 思い入れのある句は選ばれませんでした ボツ句にして野辺送りするにはもったいないので 別なところに投句してみようと思います
さて 今日は午前中 着物の講習会のお仕事をしてきました 初めてのお仕事に挑戦してきました。今している仕事が まる５ねんで終了するので そのあと老後のお仕事として着物に
関わる仕事ができないものかと模索中です がんばれ私！
仕事が終わった後 パパさんに教えていただいていた句会ライブを楽しみながら 小豆を煮ました。
明日は冬至です
もちろん北海道産の小豆ですよ
句会ライブ楽しみながら
おいしい小豆も煮あがりました
鮫の
