「元気を出して」
独特のイントネーションで話されたこの一言が忘れられません。
人の発する言葉にこんなに温かみがあるものかと思いましたよ。
十数年まえ、花巻で宮澤清六さんにたしかに冒頭のお言葉を今より若いぼくは、
いただいたのでした。
まるで昨日のように新鮮に覚えております。
どういう状況下かをもう少し詳しく書かなければ、ね。
当時よくそうさせていただいたように、ご自宅をたずねて、居間に通されましてお話を伺っていた時でした。
たぶん世間話やらなにやらをお話していたと記憶するのです。
何か悲観的なことをきっとぼくが言ったのでしょうか、すかさずこの一言でした。
「元気を出して」
今でも時々思い出して、浮世をとぼとぼ歩くぼく自身の勇気を奮い起こし、
天からの応援団と思い、この言葉を心に転がしてみるのです。
「元気をだして」
嗚呼、本当にありがとうございます。
フォト・文 石郷岡まさお
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