そのときぼくは歩行者専用の通路を歩いていた。
突然、キキキッと、ブレイキの音がしてサッと見ると、あるトラックが急ブレイ気を踏んだのか多分そうだと思うが、前の車と30センチくらいの距離で止まったよ。
「危ない・・・」ぼくは心の中で叫んだね。
危ないなあと思った。そして、たぶん前を行く車の運転手さんは多くの車が前を走っていて渋滞にあったのか、実際には止まっていたので、どうしようもなかったのだと見た。避けられなかったのだと思った。
そして思いましたね。急ブレイキを踏んで、30センチくらいの距離で止まった工事車両らしきトラックの運転手に、無性に腹が立ってきましたね。つまり、何らかの事情で気が付いて急ブレイ気を踏んだのか?それまで、スマフォでも見入っていたのかなあ、トンデモない事故になるところだったと思う。
こんな運転手が、たくさんいるのか。
こんな運転手に抗する方法はない。ガチャンとぶつかったなら、交通事故である。加害者はそれなりに責任をとられるだろう。
でも、とぼくはかんがえる、ぶつけられた方の車の運転手さんは、怪我をするかもしれない、クルマもへっこむかもしれない。すべて不注意のブツケタほうの責任である。でも、とぼくは割り切れぬものを感じつつ、歩き続けた。
交通犯罪者に、なぜか法律は優しいように思いますね。
クルマを運転中に、ケータイ、とは言わんのか、スマフォを使っているだけで危険なことだと思います。なぜ法律はその辺、はっきりと運転中のスマフォ禁止としないのかなあ。
世の中、分からぬことばかりであることよ。
( まあ、すんでのところでぶつからなくって良かった、良かった。)
フォト・文 石郷岡まさお