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まさおレポート

仮想通貨のマイニングは電力費を投資する イーロンマスクはやはり賢明だ

イーロンマスクはやはり賢明だ。ビットコインのマイニングに地球を汚染する危惧を感じていたのだ。2019-04-14 14:26:12の記事でもその危惧を記したが追記しておきます。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN130GH0T10C21A5000000/

米テスラは12日、暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン」を使った電気自動車(EV)などの購入手続きを一時停止したと発表した。「マイニング(採掘)」と呼ぶ計算作業で消費する電力を発電するために、化石燃料の使用が増えていることを懸念したためとしている。

イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が12日付のツイッターへの投稿で明らかにした。投稿の中で同氏は「仮想通貨は様々な面で良いアイデアであり、将来性があると信じているが、環境に大きな負担をかけるわけにはいかない」と述べた。

暗号資産に不可欠なマイニングと呼ぶ膨大な計算作業では、大量の電力が消費される。マイニングが盛んな地域は電力コストが安い中国やロシア、カザフスタン、イランなどに偏り、こうした地域では化石燃料による発電に依存するケースが多いとされる。

テスラは2月、15億ドル(約1600億円)相当のビットコインを購入したと明らかにし、3月下旬から米国で同社製EVなどについてビットコインによる支払いに応じ始めていた。自動車の電動化を通じて石油依存社会からの脱却を掲げるテスラが、環境負荷の大きいビットコインを決済に使うことはESG(環境・社会・企業統治)の流れに反するとの声もあがっていた。

テスラは保有するビットコインについては売却せず、マイニングがより持続可能なエネルギー源に移行すればビットコインを使った取引を再開する意向を示した。同社はビットコインに比べエネルギー消費が少ない他の仮想通貨による決済も検討するという。


追記前の記事

中国では仮想通貨(暗号通貨、暗号資産)の取引は法律で禁じられている。中国はマイニング世界最大の市場でコンピューターが最も多く稼働している。中国国家発展改革委員会(NDRC)が公表「有害産業」にマイニングが含まれた。

マイニング 仮想通貨の新規発行と取引の承認をコンピューターで実行し報酬を仮想通貨で受け取る行為。マイニングは電力を消費する。どのていどの電力を消費するのかは芥川賞受賞作「ニムロッド」に詳しい。(小説だが作者は業界の人でもあるらしいので信用することにする)

一番多く採掘できていたのが、0.001BTCで、(中略)約920円程度になっていた。

必要経費は電気代くらいで、多めに見積もって10万円として、二十万円程度の儲けが出る計算だ!ニムロッド

つまり電力費投資の2倍程度のリターンがある。この小説ではCPUは会社の有休資産を使っているがコストは相当なものだろう。おそらく投資相当分の利益がでるのかもしれないが、よくよく考えてみると2140年にリミットをおいて拡がりを見込むからこそのリターンであることがわかる。つまり本質はねずみ講、無限連鎖講である。

リーマンショックのサブプライムローン破綻を思い出すまでもないが、こうした金融に巣食う輩は常に未来を粉飾して末端顧客には理解できない風にし金を吸い上げる。仮想通貨の場合は2140年の近未来までのねずみ講であり、期待値のみで膨れ上がっていくことはジャンク債を積みあげ、サブプライムローンを確率論の数値をちょいとひねってもっともらしいローンに見せかけていく狡知と同種類のものだ。

ブロックチェーンという人類の発明した優れた方式に巣食う徒花ではないかという気がしてきた。約1兆9000億円を手にしたとされるサトシ・ナカモトは果たして人類の救済者か狡知の人か。

2013年、ナカモトが保有するビットコインの量は約100万BTCだという推測がビットコイン開発者Sergio Demian Lernerによってなされた。これは2017年12月時点の相場で約1兆9000億円に相当する額である[要出典]。ただし、実際には、このような大量のビットコインの売却をするとビットコインの価値が低下すると考えられるため、相場通りの資産価値が実質的にあるとは限らないby wiki。

人はAIやITと結びついただけでその本質を考えるまでもなく儲け話に飛びつく。早期の勝ち組に乗りたいとの思いだけであとは知ったことではない、そんな思いを仮想通貨にもった。陰謀論を信じていないが、サトシ・ナカモトが狡知の人であれば世紀の大陰謀論者ではないか。

芥川賞受賞作「ニムロッド」と仮想通貨

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