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まさおレポート

今日のノスタルジックフォト ベローナ円形闘技場10選

2006年にベローナに行った。目的はアイーダを見るためだ。オペラ公演は6月下旬に始まり、8月一杯まで続き全50公演が繰り広げられる。なかには6月下旬に始まり、8月一杯まで見続ける人たちもいる。 

アレーナ・ディ・ヴェローナ(Arena di Verona)はイタリア・ヴェローナにある古代ローマ時代の円形闘技場で夏期の屋外オペラ公演となることで知られる。

広場には多くのレストランがあり、屋外オペラ公演開始前の腹ごしらえをする。いや腹ごしらえというと楽しみが半減する。歌舞伎では幕の内というがオペラでは幕前というべきかななどと。


レストランで食事をしながら行きかう人を眺めるのもすでにオペラの楽しみの一つになっている。隣の席ではアメリカからやってきた老夫婦が良い席が取れたと喜びあい乾杯している。

アリーナに座って開園を待つ人々。"Arena"とはラテン語で「砂」を意味し、平土間部分に敷き詰められた砂に由来している。ローマ時代には砂が敷き詰められていたということか。

古代ローマ時代、はじめは剣闘士グラディエーターによる人間対人間の闘技が主流であったが、2世紀頃からはヴェナティオ(venatio、狩り)と呼ばれる人間対猛獣の競技が多く催されたとされる。

楕円形の闘技場は長径139メートル、短径110メートルでローマ帝国初代皇帝アウグストゥス(在位 前27年 - 14年)の統治末期から遅くとも30年頃には完成したと考えられているが正確な日時はわかっていない。観客席は44段の大理石製で、収容人数は約25,000人であったとされている。

1913年ジュゼッペ・ヴェルディ生誕100年を記念してアレーナはヴェルディ『アイーダ』によりオペラ劇場として再出発した。マリア・カラスが1947年のイタリア・デビュー ラ・ジョコンダ をこのアレーナ・ディ・ヴェローナで飾った。

ヴェルディ『アイーダ』は2009年までに50シーズン、549公演されている。モーリス・ベジャールが20世紀バレエ団を率いてここでバレエ公演を行った。通常公演では約16,000人までの観客を収容できる。

ガッリエヌス帝在位 260年 - 268年)の頃から廃れはじめ、西ローマ帝国の初代皇帝ホノリウス(在位 393年 - 423年)時代には残忍な闘技は廃止された。しかし1278年には200人の異教徒をアレーナで火刑に処したとの記録がある。

 

オペラ公演は 6月下旬に始まり、8月一杯まで続き全50公演が繰り広げられる。 

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