「文藝春秋」三浦雅士と山田洋二の対談で興味深い記事を読んだ。
三浦 僕は1990年代に「ダンスマガジン」という雑誌の編集長を務めて以来、舞踊を研究しているの。そこで人間の身体から気づくことがあるんです。映画を鑑賞するときも役者の動きを見てしまう。たとえば昔の人はすり足のナンバ歩きだったでしょ? これ、僕は牛の歩き方から生まれたと思っているんです。農耕民族の日本人は牛車を使う、すると足運びは牛に合わせるしかない。
これを読んでバリ舞踏もそういえばすり足のナンバ歩きだと気がついた。バリも牛を農耕に使うので足運びは牛に合わせるしかないということか。