まさおレポート

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バリの風景 聴覚の記憶

2016-03-09 | バリ島 舞踏・レゴン・ケチャ・ガムラン

ライオンの咆哮 2010-10-17

つれ合いの誕生日を祝ってバリサファリに一泊してきました。前回はベビの誕生祝いで行ったので2回目になります。2回目ともなると観察が細かくなります。

窓から眼前にシマウマや犀、ヌーの草をはむ姿をみることが出来ます。面白いことを発見しました。朝スタッフが餌を運んできました。最初に食べ始めたのは犀です。からだが最も大きいので当然だなと見ていました。するとシマウマが6頭で犀の食べている餌場を囲みました。なかには後ろ脚で蹴って威嚇する奴もいます。すると犀はまだ途中なのにひきさがってしまい、6頭のシマウマが食べ始めました。2頭の犀はその周りでシマウマの食べ終わるのを待っています。スタッフが犀にも食べさせようと棒きれでシマウマを追うとそのときは一旦散ります。そして犀が食べ始あるのですがすぐにシマウマは集団で戻ってきて餌場を占有します。犀はアジア象にそんなに遜色がないほどに巨大な身体をしていますので、シマウマごとき一気に蹴散らすかと思いきや、実は6頭のシマウマ集団の方が強いのです。これには驚きました。

夕方と朝方、ライオンの咆哮が聞こえてきます。ブオーブオーとドラム缶を笛にして吹いたような声で、これは何かににているなと思いを巡らしているうちに船の汽笛の音によく似ていることに気がつきました。犀もいい声で吼えます。これはアルトサックスかチューバのように金属吹奏楽器の音色にそっくりです。象も一度だけ吼えました。これは高い音色で、これは文句なくトランペットです。

驟雨の後は海を見ながらマイルスを 2011-01-25 

昨日はいきなり豪雨となった。風も凄い。洗濯物を取り入れる間もないほど突然の風雨があたり一面を覆う。それも一時間も経たないうちに止んだ。するとまるで高原にいるように涼しくなった。こんなバリも大好きで、なかなか貴重な一瞬だ。さっそく海の見えるところまで行ってベートーベンのピアノ協奏曲を聴いてみた。視界と相まってよく心に沁みてくる。つぎにマイルスデイビスのround about midnightを聴く。これもトランペットの音色が海によく合う。

海を前にして音楽を聴くと部屋の中やカフェで聴くよりも音によく集中できる。これは私にとっての新発見で、バリの楽しみがまたひとつ増えたことになる。眼前に穏やかな湾が広がりさざ波とローカル船のゆっくりとした揺れが静けさを損なわない程度に動きをそえる。

バリの楽しみをカウントしてみると、海岸沿いのサイクリングがあり、プールでのウォーキングを中心としたエキササイズがあり、マッサージがあり、釣りがあり、読書があり、そしてこの海を見ながら音楽を聴くという楽しみが加わったことになる。現在のところ以上が6つの楽しみとなる。

ガムラン音楽が三日目に 2011-03-09 

昨夜の夕方にガムラン音楽の楽器類を演奏者たちがロビーからホテル内に持ち込んでいた。なにがあるのだろうとの疑問が頭をよぎったが、夜の8時過ぎから演奏が始まり、やはり通夜を弔う演奏だと知った。

弔いの音楽だからと言っても、ことさらしめやかなものでは決してない。にぎやかなガムラン演奏は通常お祭りの場所で聴くものと少しも変わらず、1時間以上も続いていただろうか。

弔いの場にガムラン音楽が鳴り響く。バリらしい死生観が出ていると思った。ちなみに三日目は日本の初七日にあたるようで、家族が集まるという。

コーランの詠唱 2011-06-24

この10日ほど日中にコーランの詠唱が聞こえてくる。それと同時刻にバリのヒンドゥの詠唱も重なるときがある。モスリムとバリ暦で何かのイベント時期にあたるのだろうか。カレンダーをチェックすると6月29日はムハンマド昇天祭で7月6日はガルンガンとあるが、いずれも先の日程で、連日聞こえる詠唱がこのイベントにあたっての前夜祭的(前日ではないが)詠唱なのかあるいはまったく異なった何かのイベントなのかいまだにわからない。

コーランの詠唱は美声で音程を大切にする。バリの詠唱は語り掛けのようだ。影絵芝居のセリフのようにも、あるいはお葬式の日の当日に唱える詠唱や家々の祭りごとに唱えられるものと同じだ。年寄りが誰かに懇々と説教をしている風に聞こえてくるのでなんだかユーモラスにも聞こえる。日本の義太夫節や語り物にも通じるイントネーションがあり、アジアのこれらは同根であるとは言わないがどこかで通じ合うものがある。

それはさておき、この2つの詠唱が同時刻に発せられると想像してほしい。

星空の下でオペラを 2012-05-04

パソコンからPCスピーカーを通して星空のもとでオペラを聞く。5000円程度の安物のスピーカーだが屋外だと音が反響しないので音の抜けがよい。プラシド・ドミンゴのアルバムを聴いているとかつてイタリアのベローナにある野外音楽場で聴いたような感じがしてくる。バリだからといってどこでも星空の下で楽しめるわけではない。静かで周りに人がいなくて迷惑をかけない広さがあり、かつ気軽に利用できる近場の安全な場所というとそうざらにはない。

ガベンのトーク 

日本の浄瑠璃のようだ。

ドラム

浜辺でたたくドラムの素晴らしいこと。

潮騒

アメッドのホテルなどに泊まると一晩中潮騒の音が聞こえる。サヌールのビーチ際の部屋でも潮騒が聞こえるが、住まうとなると少しうるさいかも知れない。

ケチャ

ちゃちゃちゃちゃ

闘鶏

さやさやさやさや チョーチョーチョーチョー

船着き場のスピーカー

ときどき猛烈な音で船の発着を知らせる。これはうるさくて迷惑。

イベント

近所のホテルで夜通し歌っている。これも迷惑。滞在ビラでもたまに大音声。

 

 

 

 

 


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