まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

シルクメビウス観戦記・後編

2010年05月26日 08時00分06秒 | まさるの「この一頭」
ゴール板前にいた背広姿の人たちは思い思いの喜びを表しながら集合場所に集まります。
そこには阿部社長が会員におめでとうございますと通行証を配る姿がありました。


私の1つの夢は「馬場で口取りをする」即ち重賞レースの口取りを経験することでした。


検量室前です。騎手が引き上げてきます。
吉田豊騎手は目の前です。

主役のタナパクとメビウスはまだ馬場から戻ってくるところでした。



しばらくするとJRAの女性職員がトロフィーやら杯やらを運んできます。
そうです、今回は重賞レースだったのでした。


戻ってきたメビウスは軽い脚取りで戻ってきました。
タナパクはメビウスの首筋に抱きついていましたね。


さて、我々出資者も移動です。
ここから傘を差すことは禁止(笑)
本降りの中、我々はウイナーズサークルに向かいます。
そこにはカメラを待ち構えているカメラマンが待機していました。

「あっ!」


私の認識は甘く、今回は馬場に出て撮影をするものではありませんでした。
東京競馬場なら重賞なら馬場に出たんだけど京都は違うんだーと思いながらメビウスの到着を待ちます。
重賞ですからたくさんの会員が左右ふたてに別れて真ん中にメビウスを入れるスペースを空けて待ちました。


田中博康騎手が到着です。
ありがとうございますと言いながら我々の元に。
口取りではマナーが求められます。
素晴らしい騎乗でしたと声を掛けたかったのですが、他の会員さんもありがとうございますとお礼だけを口にして頭を下げます。
タナパクは調教助手の方とレースについて話していました。
こんな近い場所で関係者の会話が聞けるなんてものすごい事です。
程なくして領家先生もメビウスも厩務員さんも到着。
メビウスは息が入っているような感じで脚にも異常はなさそうな感じ、スッスッと歩いていました。
ただ、目は充血しており白眼の部分は真っ赤。
懸命に走ったレースの激しさを物語っているように感じました。


写真撮影は一瞬です。
メビウスに触れたかったですがガマン。
助手さんや厩務員さんと話してみたかったのですがガマン。

一口会員ですから決して度を越えてはいけません。


すぐさま表彰式が始まり我々は袖で式を拍手をしながら見ていました。
左手のターフビジョンではオークスが始まっていたようですが、全く無視(笑)
勝った馬も同着になった事も知ったのは三時間後くらいでした。



生産牧場の森本牧場の方は欠席して阿部社長が代行で受け取っていました。
厩務員さんはレース後のメビウスの引き運動で助手さんが代わりに表彰を受けていました。

調教師の領家先生はゴムの長靴を履いていたので表彰台にあがる時に照れくさそうな雰囲気が素朴な先生のお人柄を見たようで実に良かったです。


表彰式が終わり引き上げ指示を受けましたので、田中博康騎手のインタビューが聞けずに残念でした。

待機所でしばらく待っていると田中博康騎手が花束を持って戻ってきました。
すぐさま待ち構えていた新聞記者たちに囲まれていました。

重賞はやはり違うんだと改めて感じたのでした。