無限大の夢追いかけて

日々、頭に浮かんだことを書き残そうと思います。

伝えたいこと

2007-03-22 22:27:38 | サッカー
昨日の大会での出来事です。

3試合終了。
最後のミーティングも終えて、閉会式まで時間がありました。
帰り支度の意味を込めて『ボール集めておくように』指示。

 僕のチームは、ボールはチーム持ちで練習をしています。
 そして、試合もチームのボールを持って行きます。
 この日は、ボール10個持っていっていたのですが・・・
 近くに5個ぐらいしか見当たりませんでした。
 広いグランドに残り5個があるはずです・・・


指示だけして、みんなの様子を見ていました。
 走り回って一人で必死に探す子。(がんばっているな。)
 ゆっくりと、数人で歩いている子。(おいおい、もう少し真剣に探せよ。)
 じっくりとグランドの周囲を探す子。(がんばっているな。)
 駐車場側を探す子。(考えた判断はいいぞ!)

そして、数分後・・・まだ、探している。
 (あれ?何か変だぞ~ いつまで探すんだろうか?)
 
ちょうど、観客席近くで、集まったボールを数えている子もいる。
 (僕も遠くから数を数えてみた。)
   集まっているボールが7・8個、
   ボールを蹴りながらゆっくりと外周をまわっている子が2人
 (あれ?そろっている?)

 (もう少し様子を見ていよう。)

その時、観客席から保護者の方から声が聞えた。 『ボールないんか?』
子ども達は返事をしたのかどうかは聞えなかった。
僕は、その場所に走り寄った。

 僕    『ボールあったか?』

 子ども達 『・・・』

  (その全員の行動を把握している者が居ない。)
  (『あと何個やぞ~』という風な声もない。)

 (もう少し見ていよう。) 
   
 さらに、走って探しに行く子。
 仕方なく後ろを着いて行く子。  

 そのうちに、ボールが10個あったことを数人の子が気付いた。
 でも、その場に立っているだけ・・・(おいおい、みんなに伝えろよ!)

やっぱり、伝えよう!
集合するように指示をした。
でも、今度はボールを探しに行ってる子が帰って来ない。

全員を呼んで来るように伝えた。
少し時間がかかったが、みんなが集まった。

 ゆっくりと数人で歩いていた子に
 「探そうとする気はあったの?」と問いかけて、注意した。 

 必死で走り回って探していた子をほめた。
 遠くまで、探しに行ってくれた子をほめた。
 
  「でも、これでいいんか?」
  「なんで、みんなで分担して探せへんの?」
  「なんで、みんなで考えへんの?」
  「なんで、ボールがあったことをみんなに伝えへんの?」
  「みんなが、バラバラのことをするから、みんなが、しんどいんやで。」

  「コーチやお母さんの言われることだけを受身でしてたらあかんで。」

  「自分で考えて、みんなに伝える。」
  「みんなで考えて、みんなで動く。」
  「わからなければ、確認する。」
  「サボっている子には、当然注意する。」
  
  「サッカーの試合もおんなじやで、
   自分では、がんばった。と思っていても、
   結局は、あんまり良い結果がでぇへんやで。」

  ・・・そんなことを伝えた。



これを読んでくださった方は、どう思いますか?
最近の子ども達を見ていて、こんな部分多くないですか?

僕自身、指導者を続けていて、
「リーダーシップを取れる子が減っている。」
「自分ではがんばるのに、友達に伝えることが苦手な子が増えている。」
そんな傾向ってないですか?

どうなんでしょうね。
何が原因なんでしょうか?
 僕自身は、子ども達が育っている環境。
 そして、僕も含めた大人に原因があるように思います。