無限大の夢追いかけて

日々、頭に浮かんだことを書き残そうと思います。

コミュニケーション能力

2007-12-08 18:06:32 | サッカー

 今日は、5年生の交流試合の指導をした。

 「ひとりひとりは、サッカー技術もそこそこのレベルなんだけどな。」

 「もう少し、得点も取れると思うし、失点も少なくなるはずなんだけどな。」

 いろんなことを考えながら・・・

 特に、この学年の指導に当たると、「コミュニケーション能力」について、考えてしまう。

 (この学年に限ったことでもないが、・・・
  ここ数年、子ども達を見ていると、その「コミュニケーション能力」は、年々低下しているように感じている。)


 調べてみると・・・  

 『コミュニケーション』・・・複数の人間や動物などが、感情、意思、情報などを、
               受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと。

 

 今日の試合中にも、譲りあったり、だぶったり、そんな場面があった。

 一言、声が出せれば・・・一言、指示ができれば・・・

 簡単に解決できる問題だと思える場面があった。

 
 それぞれは、一生懸命がんばっている。

 今日に限っては、それなりに声も出ていた。

 ただ、その肝心な場面で、声が出ない。

 
 「前にパスを出してほしい。」

   明らかに、そんな場面。
   ベンチから見ていても、その気持ちが伝わってくる。
   でも、声を出せない。
   チームメートを信じて、走り出せない。
   パスは出なかった。

   プレー後でもいいから、自分の気持ちを伝えてほしかった。
   「次」につなげるためにも、
   「出してほしかったんだ。」と伝えてほしかった。
   でも、伝えようとはしない。 

 
 「相手のドリブルを止めるために、プレスをかけてほしい。」
   自分が行くより、近くにいる友達に行ってほしい。
   そう思っていることは明らかな場面。
   瞬間的に声が出ない。
   近くにいる友達が行かない。
   「僕ががんばろう!」と遠い子がプレスをかける。

   相手に抜かれる。カバーがいない。

   理論は、わかっているはずなのに、二人の動きが悪循環する。

   もちろん、こんな練習(チャレンジ&カバー)は繰り返している。
   練習では、それなりにできている。
   でも、試合では、出来ない場面が多くある。

  
 自分の考えていることを、瞬間的に声に出せない。
  
   自信がないから?
    
   もちろん、間違ったコーチングでもいいから声に出してみよう!
   とアドバイスはしている。
   



 「サッカーがチームプレーである以上。
  一人では、いい結果は出せない。
  みんなで、コミュニケーションを上手くとりながら、
  パスをする。連携プレーをする。・・・」

  高学年の子ども達には、いつも話している。



 本当は、サッカーだけじゃないんだけどな。
 自分の思っていることが、上手く相手に伝わらないで、
 誤解されたり、喧嘩したり、・・・
 自分自身が嫌な思いをすることもあると思うんだけどな。

 休憩時間なんかに、遊んでいる時は、
 もう少し、自分の意見を伝えているのにな。。。

 
 いろんなことを考えながら、



 やっぱり、あきらめずに指導しよう!
 まだまだ、小学生。
 それぞれの子ども達が、少しでも、コミュニケーション能力を高められるように・・・