今日は、5年生の交流試合の指導をした。
「ひとりひとりは、サッカー技術もそこそこのレベルなんだけどな。」
「もう少し、得点も取れると思うし、失点も少なくなるはずなんだけどな。」
いろんなことを考えながら・・・
特に、この学年の指導に当たると、「コミュニケーション能力」について、考えてしまう。
(この学年に限ったことでもないが、・・・
ここ数年、子ども達を見ていると、その「コミュニケーション能力」は、年々低下しているように感じている。)
調べてみると・・・
『コミュニケーション』・・・複数の人間や動物などが、感情、意思、情報などを、
受け取りあうこと、あるいは伝えあうこと。
今日の試合中にも、譲りあったり、だぶったり、そんな場面があった。
一言、声が出せれば・・・一言、指示ができれば・・・
簡単に解決できる問題だと思える場面があった。
それぞれは、一生懸命がんばっている。
今日に限っては、それなりに声も出ていた。
ただ、その肝心な場面で、声が出ない。
「前にパスを出してほしい。」
明らかに、そんな場面。
ベンチから見ていても、その気持ちが伝わってくる。
でも、声を出せない。
チームメートを信じて、走り出せない。
パスは出なかった。
プレー後でもいいから、自分の気持ちを伝えてほしかった。
「次」につなげるためにも、
「出してほしかったんだ。」と伝えてほしかった。
でも、伝えようとはしない。
「相手のドリブルを止めるために、プレスをかけてほしい。」
自分が行くより、近くにいる友達に行ってほしい。
そう思っていることは明らかな場面。
瞬間的に声が出ない。
近くにいる友達が行かない。
「僕ががんばろう!」と遠い子がプレスをかける。
相手に抜かれる。カバーがいない。
理論は、わかっているはずなのに、二人の動きが悪循環する。
もちろん、こんな練習(チャレンジ&カバー)は繰り返している。
練習では、それなりにできている。
でも、試合では、出来ない場面が多くある。
自分の考えていることを、瞬間的に声に出せない。
自信がないから?
もちろん、間違ったコーチングでもいいから声に出してみよう!
とアドバイスはしている。
「サッカーがチームプレーである以上。
一人では、いい結果は出せない。
みんなで、コミュニケーションを上手くとりながら、
パスをする。連携プレーをする。・・・」
高学年の子ども達には、いつも話している。
本当は、サッカーだけじゃないんだけどな。
自分の思っていることが、上手く相手に伝わらないで、
誤解されたり、喧嘩したり、・・・
自分自身が嫌な思いをすることもあると思うんだけどな。
休憩時間なんかに、遊んでいる時は、
もう少し、自分の意見を伝えているのにな。。。
いろんなことを考えながら、
やっぱり、あきらめずに指導しよう!
まだまだ、小学生。
それぞれの子ども達が、少しでも、コミュニケーション能力を高められるように・・・