* 女の盛りは50代 *
✿ 52の女と15の少年が、、。そういうこともあるのだ男女 松井多絵子
20代の女はまだ蕾、30代の女こそ円熟した魅力があるとはよく言われる。私は40代になったとき、淋しかった。もう女としては通用しないのだ。しかし 村上春樹の『海辺のカフカ』では、15歳の少年が52歳の女に恋いこがれ、女も、、。というわけである日、結ばれる。50代の女たちに「私だってまだオイシイんだ」 と思わせ、喜ばせる。村上春樹の戦略かしら?ベストセラーにするための。
それにしても女の賞味期限は伸び続けている。今や40代や50代の円熟した女たちがマスコミで大活躍。短歌では俵万智や小島ゆかりは完熟したままだ。こんな本の広告もある。
✿「50代でしなけらばならない55のこと」 いそがしいですね。50代の方たちは。サブタイトルは◉10年後にしたいことを今しよう◉ 60代で花を咲かせるには50代で種をまかねば?。
著者の中谷彰宏はこの本のなかで次のようなことを書いているらしい。
◉ 脳は、50代で人生最強になる。 ◉自らのくちばしを折る勇気のある者だけが生き残る。
◉ 違う考えの人の協力者になる。 ◉修羅場で、異質な友達と出会う。
◉ 自分がゾンビになっていないか確認する。◉持ち物を、少数精鋭にする。
50代で脳を鍛えれば認知症の予防になるだろう。 気の合う人とばかり付き合っていると視野が狭い人間になりかねない。自身を成長させるには野党的な人とも交流することだ。どん底で出会った人とは苦しみを理解し合える。持ち物が多くなるほどその手入れや整理に時間を奪われる。50代になったら何より時間を大切にしなければならない
中谷彰宏はすでに「20代でしなければならないこと50」「30代で出会わなければならない
50人」などの著書を刊行している。すべて私には遅すぎる著書を。
いま私ができることは 持ち物を少なくすることだけ。
3月6日 松井多絵子