『リアス / 椿』 を読む会
梶原さい子さま
このたびは、『リアス / 椿』 を読む会のお招きありがとうございます。親戚に高齢の病人がいて東京を離れられません。とても残念ですが欠席させていただきます。昨年のブログ
の6月26日に この歌集について 「さい子さんの波」を書きましたが、抄出したのは波の歌ばかりでした。久しぶりに歌集を開き、一番はじめの、おばあ様の歌、「いいなあ」 と、、。
♠ 体中にみどりの波を皺よらせ浅き眠りに祖母はたゆたふ
病床のおばあ様を津波から守ったのは傾斜したベッド、足腰は濡れても海水にのみ込まれることなくご無事だしたね。そして貴女のために、おばあ様が箪笥に収められたキモノも濡れることなくて。「現代短歌評論賞」を受賞された貴女が授賞式の日にそのキモノを。、
「ふしぎなキモノ」のことはすでに2年前のブログに書きましたが、また、受賞の折にはあの花模様のキモノをぜひ着てください。貴女に幸運を招くキモノですね。
♠ 一本松渋滞のあり関東の車つらなる陸前高田
350年もの間に植林された約7万本の松の木が茂るあの松原が3・11で消えてしまったなんて。ただ1本の松を残して。奇跡の一本松を。そのモニュメントを見る為の車の渋滞。私はまだ見ていません。高田松原を散策したのは10年以上前のことでした。
はつ夏の高田松原あの昼の海はおっとりしていたけれど
3月19日 松井多絵子