~ あれから4年、大津波 ~
☁ あたらしきテレビがリアルタイムにて家々呑みこむ津波を見せる 松井多絵子
朝刊に羽生結弦の大きな顔写真。笑顔ではない、少し口を開いて読者に話しかけている。
「ひとりの被害者として伝えたい。みなさん、被災地のことを忘れないでください。
復興は、まだまだ道半ばですから。」
東日本大震災当時はスケート練習中に地震にあい、僕も家族とともに避難所で過ごしました。あれから4年が経ち、今、被災地がどんな状況になっているのか、ご存じない方も多いのではないでしょうか。4年という期間は決して短くはないですから、もう大きな不自由もなく、以前のように暮らしていると思っていらっしゃる方が多いとおもいますが、実際はそうではありません。そのことを、もっと知ってもらいたいと思うんです。(日本赤十字社の広告より)
手をのべて流れる家もトラックも掴めそうなりテレビへ寄りゆく
10メートルの津波をおもう電柱の高さの津波の迫りて来るを
はつ夏の高田の松原あの昼の海はおっとりしていたけれど
海近き2階の家のその屋根に乗り上げし船には人影あらぬ
海の怒りの鎮まりしのち親を子を瓦礫のなかに探す人びと
死者、行方不明者さらにさらに増えわれと同齢の死者また一人
松井多絵子歌集 『厚着王さま』より
宮城県仙台市出身の羽生は、短い期間だが避難所でくらしたこともある。
今も自宅を離れて暮らしている方が約24万人もいるそうです。▼子供たちや医療の支援
はどうしているのでしょう?復興のために僕らにできることがあると語る金メダルの羽生。
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