日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

真っ赤な紐

2006-03-20 | Weblog
 今朝の旧約通読はヨシュア記であったが、エリコ城攻略のために二人の斥候が送られる。これを手引きしたのが遊女ラハブであった。二人が情報を得て無事に脱出する時のことが18節にある。
 「我々がここに攻め込むとき、我々をつり降ろした窓にこの真っ赤なひもを結び付けておきなさい。またあなたの父母、兄弟、一族を一人残らず家に集めておきなさい。」
 神はカナンの地に侵入した時に最初に救いを与えたのは異邦の賎しい一人の女性だった。ヨシュア記には異民族を全滅して占領する記事として知られているが、ここに例外があった。
 マタイ福音書1章にラハブの名が出てくる理由も、ここにあるのだろうか。
(写真 ブヌン族の工芸品)