日毎の糧

聖書全巻を朝ごとに1章づつ通読し、学び、黙想しそこから与えられた霊想録である。

洗足

2006-03-21 | Weblog
 ヨハネ福音書13章はイエスが弟子たちの足を洗われたところであるが、これは最後の晩餐場面と思われる。他の三つの福音書とは趣きが違っている。
 主人が従僕の足を洗うという新しい秩序を示している。逆転である。
 ここで8節の言葉を黙想する。
 「ペトロが、「わたしの足など、決して洗わないでください」と言うと、イエスは、「もしわたしがあなたを洗わないなら、あなたはわたしと何のかかわりもないことになる」と答えられた。
 この時のペトロの言葉から、上下関係、権威主義、競争原理を連想する。
 そのような生き方が絶えず出てくる。
 この時イエスが明確にされたのは、14節と34節である。
 互いに足を洗う。互いに愛し合う。
 それを実現するために、十字架の道を歩まれた。
 レントを迎えているが、これを証ししていけるよう祈る。
 先月台湾を訪問した時目にしたモニュメントを思い出している。
 (写真 ブヌン族梅蘭教会前にあるモニュメント)