植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

向上心など どこ吹く風

2020年02月03日 | 雑感
 先日思いもよらぬ言葉をいただきました。グリーンスナップという写真投稿サイトで、コメントをやり取りしているフォロワーさんの方からです。毎日習字の稽古をしていることを褒めていただいたのです。
「向上心がある」という、生涯でも恐らく一度も聞いたことが無いワタシへの賛辞でした。嬉しくないと言えば嘘になるかしらん。
 こと習字に関しては、上手くなりたい、その一念ではあります。

 向上心 現状に満足して甘んじることなく、常によりすぐれたもの、高いものにするために努力する心構え。・・・・やはり無いと思います。(笑)

 ワタシは、少なくとも自分の日常・現状には十分満足しています。昔から好きな言葉は「知足」、足るを知ることが肝要だと思っています。自分が満ち足りていることを想い、日々感謝の気持ちを忘れぬなという戒めでもあります。人と比較することも好きではなく、相対的な幸福感(人が不幸であれば、あるいは自分の方が上であれば幸福になる)という考えは排除すべきだとも。

 普段上を向くことはまずありません。何か落ちてないかとばかり下を向いて、植物の観察をし、雑草とゴミを除くことばかり。
 
 定年を前にすると、サラリーマンは不安になってきて残りの月数を気にするようになります。多くの先輩のそんな姿を見てきました。その最大の関心は、老後の自分の在り方と生活費です。残って嘱託で働くべきか、どこかに再就職をするのか、また、田舎に行ってスローライフをめざそうとかですね。そして、ワタシは、その歳回りになった時、退職し、それまでの考えや生活をリセットする方向に迷わず進みました。人生一粒で2度おいしく生きよう、と思いましたね。

 わずかな家作の賃料収入と年金で倹しく暮らせる、と踏んで園芸やら書道を一から始めたのです。今まできちんと手掛けたことがない世界に足を踏み入れることが向上心の所作の一つと言えなくもないですが。
 そうして、薔薇から蘭まで幅広く園芸を学び、めだかを育て、日々お習字の練習を積む、という生活が丸4年、現状に不満などあるわけがありません。「お金も要らなきゃ名誉も要らぬ~、わたしゃ も少し背が欲しい♬」
甘んじちゃってます。

 あえて都合よく自己分析するならば、探求心と、今まで出来無かったことを経験し、或いは不足していたこと、自分の短所を少しで改め補うように心がけるように努めてきたということでしょうか。いわば「自分探しの旅」でしょう(笑)

 このブログも、1年前に始めて、このところ、日に100人前後のUU (ユニークユーザーの略 訪問者)に増えました。有難いことです。が、より良い内容にしようなどという向上心はさらさらありません。今まで通り、日常のよしなしごとを書き連ねるにすぎません。しかしながら、開始した時点でのとりあえずの目安にしたレベルには到達いたしました。ヽ(^o^)丿
 なんでも、ブログで一日100人というのは、全ブログの上位1%に入るそうです。エッヘン。思うに、毎日更新し、それなりの字数をさいているからでしょうか。

 次なるは、一日200人?いえいえ そんな向上心はございません。
コメント
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