植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

今のキーワードは「引きこもり」「高齢者の運転」

2019年06月12日 | 植物
相変わらず、高齢者が引き起こす悲惨な事故が後を絶ちません。
注意力散漫・視野狭窄・反射神経の低下・ブレーキ踏み間違いなどの誤操作・視力低下
みんな、老化がなせる業です。
認知・識別能力が衰え老眼白内障がすすみ、咄嗟に正しい反応ができない、そうした人たちが
昔と同じ感覚でハンドルを握っているのです。
自動車のシステムからして、ほとんどがオートマチック車になりますから、誤操作・事故の際に
エンジンが止まるということが無い危険な状況を生み出します。

身内を駐車場で轢く、高速道路の逆走、ブレーキとアクセルの踏み間違い等、どうやらこれらは
防止策が見つかりません。要は運転しないことに尽きるわけです。

すると、生活が不便になるとか病院やスーパーまで行けない、とかの理由で返納反対の
意見が出てきます。これは、別の解決策を探るのが賢いと思われます。自家用自動車を
保有するコストがすごく高いのに、いつまでもマイカーにこだわるのは、今の老人が
金持ちの証拠でもありますね。タクシーでもバスでも他の交通手段を考えた方が良さそう。
そもそも、老後、車が無いと不便で仕方がないというような住環境を避けるというのが
長期的視野に立つと合理的だと思いますな。

それから、引きこもり

一人の男が無差別殺人に走った、というだけの問題で済まされないのが現代日本が抱える
大きな闇です。
家族との確執・社会性の欠落・精神的な障害・人間不信・失業など原因が多様で、結果として
無職で、家の中に引きこもり、家族とさえ接触を拒否するという状況にある人たちが、多数存在するが、
実態はよくわからないようです。信頼に足る統計は存在しません。でも、あちこちに出てくる推計から
だいたい、親がまだ元気な世代(つまり対象が60歳以下)だけでも100万人は下らないようです。若年層の引きこもり率が
2%というから驚きです。
これも、明確で有効な手立てはありますまい。身内が恥ずべきこととして表に出さないのもそれを
阻害します。

障害や精神疾患を抱える人たちは、医療と社会的な受け皿の整備が必要です。
ただ、赤ん坊がそのまま大きくなって暴れる、千と千尋の神隠しに出てくる「坊」のような存在が困るのです。
家庭内暴力や犯罪的な思考が、世の中に害悪を及ぼします。この原因は、学校教育と親の責任も
大きいと思われます。

小さいうちに社会との接し方を教え、自由の前に責任やルールがあることを教え、
時として忍耐や我慢することを覚えさせる。そんな教育がおざなりになるとモンスターが生まれるのです。

以前見た、テレビ番組で、登校拒否の小学生が、ユーチューバーになっているというのを
紹介していました。登校拒否が何ゆえかは別次元の問題ですが、ただ、「好きなことをやればいい」という
義務教育を否定する親の言葉に、妙に違和感を覚えましたね
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なでしこ。初戦は引き分け ... | トップ | 今夜のなでしこばかりは負け... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

植物」カテゴリの最新記事