植物園「 槐松亭 」

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ボカシ肥料のすすめ

2024年10月19日 | 植物
いくらか涼しくなって、今朝は少し畑を耕しました。これに加えたのがこの春に仕込んだボカシ肥料です。夏場にも新たに何か植え付けする時には耕す際には少しずつボカシ肥料を混ぜ込んでいます。その残りを先程草むしりした後の畑に撒いて来ました。

さてそのボカシ肥料とは、何か?このブログにも数度作り方などを書いていると思います。しかしながら探すのが面倒ですし、だいぶ歳月も経過しているので、内容の重複を覚悟で紹介しましょう。それは、各種の有機材や単独でも使う肥料・牛糞鶏糞などを混ぜ合わせ、発酵促進剤を加えて発酵させた「スーパー肥料」であります。バランスが良く効き目の持続性即効性を併せ持つ有機肥料で、ほとんどの植物に用いる事が出来ます。連作障害などを避けるためには絶好と言えます。また、余った中途半端な有機材を有効活用でき、タダ同然の材料で安上がりに作れるメリットもあります。

さて、その作り方 あくまで私流です。決まった作り方は無くそれぞれの人が入手できる有機材を安上がりに使えばいいのです。
①材料 米ぬか・もみ殻(40%)、油粕(20%)、腐葉土(20%)、牛糞・鶏糞など。
②水を加えますが、水道から直接だと水道水に入っているカルキなどの塩素系消毒剤が発酵を妨げる可能性があるので、1,2日汲み置きするのもいいです。ワタシはできるだけ雨水を集めて使うようにしています。
③発酵促進剤
④プラ舟(セメントなどを混ぜるのに使う緑色の四角い箱)

以上のものが揃ったら、プラ舟に材料と発酵剤を投入します。その後幾度もスコップなどで撹拌するので出来れば7割程度の量に抑えます。
→これからが重要➡これに水を加えますが、間違ってもどぼどぼ入れてはなりません。水が多すぎると発酵する前に腐敗してしまいます。そもそも材料には一定の水分が含まれていますからあくまで控えめに入れます。これで数日たっても発酵熱が出なければもう少し水を足す、と言った具合で慎重に扱います。

そして、数日たって手を突っ込んで温かくなってきたら蓋をして1週間に一度くらいのペースでスコップでかき回します。今朝手が突っ込めないくらいの発酵熱でした。これが二日目なので、もう後は混ぜるを繰り返すだけです。 この肥料は好気性なので酸素を底の方まで届くようにして発酵を促すのです。そんな作業をひと月位続けると、熱が下がり常温に戻ったら出来上がりです。

このぼかし肥料は効き目が強い分、植物に負荷がかかります。原則として元肥扱いとし、野菜苗などを植え付けする1、2週間前に畑に撒き、よく耕しておくことをお勧めします。


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