昨日あたりから気温が下がって寒いくらいになり、久々にストーブに火をつけました。雨もだいぶ降りました。季節が逆戻りしたとか、時計の針が戻った、とか言いますが、本来の季節に戻っただけのこと今までが異様に暑かったのですね。
ワタシの進行中のミッションは、スイカ屋上栽培とシャインマスカットのビニール屋根設置であります。園芸全般で言うと、こういう作業は一度に集中して出来るものではありません。計画を早めにたて、季節の移り変わり・お天気、土作りなどに歩調を合わせゆっくり進めていけばいいのです。楽しみでもあるので急いで片付ける必要もありませんし、当方も体力気力がだんだん失われつつあり、いっぺんにガーッと終わらせることも出来なくなりました。
昨日は、そんな矢先に、最も苦手なワタシの隠れ家兼ゲストハウスの整理整頓・掃除を始めました。家内からかねて言われていた寝具用の押し入れの整理と、屋上の夏モードへの模様替えであります。
来客用にしか使わない布団で、コロナで誰も来なくなりましたからずっと放置していました。収納グッズを買ってきて、いざやろうと思ったら、なんと、いつのまにか押し入れの中板が傾いていました。布団の重みで前框が外れ崩落しかかったのです。この建物自体、コンビニ店舗の2階なので、鉄骨にパネルを張り合わせただけであります。住居部分には一本の木材・柱も梁もありません。押し入れも内装用のパネルボードに横サンがねじ止めされて中板を支えているだけなので、重い過重には耐えられないのです。
急遽ワタシの得意とするDIYにチェンジ(笑)であります。ヒノキの角材を近所のホームセンターから買ってきて四隅を下から補強しました。壁側にはどこにも相手になる木の板や柱はありませんから中板の下に少し長めに切りそろえた角材をあてがって木づちではめ込むだけ、一本のねじも接着剤も使いませんでした。が、これで十分でしょう。上から自然に重みが加わり安定します。また次に壊れたり外れたりしたらその時考えればいいのです。
しかし、全ての寝具をいったん全部外に出しての作業で、整理して収納するには力及ばず、2段になるように棚を作ったものの例によってそのまま押し込む、といった手抜きになりました。まぁいいや、どうせあとから家内がなんとかするでしょう。
それで、もう一つ屋上の片付けであります。温室にあった越冬隊の鉢植えはすでに搬出しました。今年はスイカを栽培することが最大の眼目なので、メダカのプール十数個とバラやハイビスカスなどの鉢も邪魔にならないように移動させるのです。20坪の屋上は夏場は50度以上になることもありメダカの水は日中高温になります。水温が40度を超えると危険なのです。出来るだけ日陰になるように工夫し、日中は水を足して冷ましたりします。メダカの世話と鉢物の手入れ、スイカのつるや実の管理をうまく行うための配置が重要なのです。
また、スイカの栽培が屋上緑化になり地球温暖化を防止する一助となるだけでなく、高温で過酷な環境になる屋上の照り返しを防ぎ、メダカプールの高温化も抑えられると思います。
昨年は、小玉スイカを屋上の花壇で栽培し、これがまんまと当たって好評だったのです。口の奢った書道仲間のおばちゃまをして「今まで食べたスイカで一番おいしかった」と言わしめた傑作が出来ました。日照・高温・乾燥を好むスイカは強風吹きすさぶ屋上が適しているとの仮説が見事に当たったのです。今年は最低3本の苗を植え付けする予定であります。
畑で毎年栽培しているスイカは長引く日照不足と長雨によって二年続けて壊滅状態でした。連作障害も出ていたのだろうと思います。それで、今年は苗が出回るのを待たず、種から作ります。温度を高くして早生栽培し、梅雨前に勝負を決めようという魂胆なのです。屋上は小玉スイカにします。地上用の大玉スイカは、大体5月初旬に植え付けし、三か月後の収穫が標準ですが、長梅雨・冷夏を見越してこれをひと月近く前倒しにするのです。
すでに、屋上の花壇の準備は出来ました。去年植えた場所も使うので、いくらか土の入替をし有機肥料と連作障害の抑制剤・化成肥料も混ぜ込みました。新規の花壇には新しい培養土を追加し、消毒・殺菌剤も散布済みです。温室内にポットに蒔いた種は発芽しております。大きめのポットなので、そのままつるを伸ばすころまでハウス栽培のように育てようと思います。
つるを絡ませ、スイカが床面につかないように、支柱パイプを格子状に組み、花壇の木枠とブロックの上に置いて2,30㎝浮かせるのです。支柱の外径に合わせて継ぎ手の金具を買ったのですが小さくて「きつきつ」でした。これは買いなおします。あわてることはありません。まだ苗は芽が出たばかり、あと2・3週間以内にすればいいのです。
自慢じゃないが散らかすのは得意であります。今日は、スイカの誘引用の支柱設置は後回しにして、とりあえず苦手な屋上清掃と片付けをしようと思います。
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