森保ジャパン、サッカーワールドカップの日本代表の最終メンバーが発表されました。この4年間で百数十名が招集され、その中で森保監督にとってベストと考えた上での人選となったでしょう。
全部で26名
GK 権田修一33(清水) 川島永嗣39(ストラスブール) シュミット・ダニエル33(シントトロイデン)
DF
長友佑都36(FC東京)
吉田麻也34(シャルケ)
酒井宏樹32(浦和)
谷口彰悟31(川崎F)
山根視来28(川崎F)
板倉滉25(ボルシアMG)
中山雄太25(ハダースフィールド)
冨安健洋23(アーセナル)
伊藤洋輝23(シュツットガルト)
MF/FW
柴崎岳30(レガネス)
遠藤航29(シュツットガルト)
伊東純也29(スタッド・ランス)
浅野拓磨27(ボーフム)
南野拓実27(モナコ)
守田英正27(スポルティング)
鎌田大地26(フランクフルト)
相馬勇紀25(名古屋)
三笘薫25(ブライトン)
前田大然25(セルティック)
堂安律24(フライブルク)
上田綺世24(セルクル・ブルージュ)
田中碧24(デュッセルドルフ)
久保建英21(ソシエダ)
となりました。名前の後ろの数字は年齢です。
DF
長友佑都36(FC東京)
吉田麻也34(シャルケ)
酒井宏樹32(浦和)
谷口彰悟31(川崎F)
山根視来28(川崎F)
板倉滉25(ボルシアMG)
中山雄太25(ハダースフィールド)
冨安健洋23(アーセナル)
伊藤洋輝23(シュツットガルト)
MF/FW
柴崎岳30(レガネス)
遠藤航29(シュツットガルト)
伊東純也29(スタッド・ランス)
浅野拓磨27(ボーフム)
南野拓実27(モナコ)
守田英正27(スポルティング)
鎌田大地26(フランクフルト)
相馬勇紀25(名古屋)
三笘薫25(ブライトン)
前田大然25(セルティック)
堂安律24(フライブルク)
上田綺世24(セルクル・ブルージュ)
田中碧24(デュッセルドルフ)
久保建英21(ソシエダ)
となりました。名前の後ろの数字は年齢です。
ディフェンシブなポジションは過去ワールドカップ出場歴がある選手、固定的で、今までの実績を重んじたベテラン主体となったことが目につきます。また、常連であった大迫勇也選手や原口元気選手が外れたのがサプライズでした。二人とも4年前は豊富な運動量と切れるプレーで「半端ない」活躍を見せていました。しかしながら、大迫はドイツで戦力外となり、日本のクラブに戻りました。幾度か呼ばれたフル代表のピッチでも大迫は、明らかに精彩を欠いていました。原口も徐々に後半残り僅かで起用されることが多くなりました。
セルティックで活躍する若手の旗手怜央と古橋亨梧が外れ、ケガで離脱中の浅野拓磨、調子が上がらない南野拓実が残ったことは意外でした。確かに古橋は最近招集されていても目立った仕事が出来ず、チームにマッチしていないように見えました。一方浅野はスピードが信条ですが、足元の技術がイマイチで、トラップやシュートの正確性を欠いています(はっきり言えばヘタ)。瞬発力で相手DFにプレッシャーをかけるという意味では、選ばれた伊東・前田とスタイルが被るので不要と見ていました。ワントップでターゲットになりボールをキープする大迫の代わりになるのは、身長があってスピード・決定力が抜きんでたJリーグ得点で日本人トップの町野修斗で、他国から警戒されていない彼を呼んで欲しかったのです。
キーパー・DFの平均年齢は30歳、MF・FWが平均26歳であります。キーパー権田に加え、海外チームやフル代表でももはや出番が無かったベテラン「川島」、MF柴崎を残したのがその象徴になるでしょう。
本来なら最近幾度か呼ばれているわがベルマーレの谷を呼んで欲しかったのですが、次世代の正GK候補であるシュミットダニエルとの3人体制になりました。結果的に平均身長は179.7㎝と過去最高だそうです。久保君や相馬などの小柄な選手が目につきますが、ジャパンの泣き所だった高さのハンディはだんだん解消されていると考えられます。
長友や吉田は最近のAマッチを見るとややミスが多く、明らかに全盛期とはかなり落ちてきた印象ですが、これに替わる人材が見当たらないのです。本来なら柴崎あたりも当落線上にいたはずですが、彼の経験やパスセンスをまだ評価したのでしょう。結果として高年齢の選手が多くなりました。今回の召集メンバーは歴代平均で最高年齢であると思います。
さらにもう一つの特徴は、海外組が歴代最多の20人となったことです。以前からフル代表の監督は、日本でプレーする選手とは一桁違う年俸を貰って活躍している海外チームの選手を優先する傾向が強いのです。これは当たり前、世界的に通用し激しい欧州サッカーでもまれた選手が呼ばれるのは当然です。
今回最多となったのは、海外組でもちゃんと出場機会が与えられていて大きな故障が無い、そして過去には無いほど日本人選手が海外でプレーしていることに起因しています。そういう意味ではレベルが上がってきているのです。
世間ではこの招集メンバーをめぐって様々な意見や批判が飛び交っております。これはひとえに森保監督の資質と戦術戦略・好き嫌いにかかっています。どの監督もそうであったように、好みのプレースタイルの選手を優先するし、実績がある選手で安全策をとるのも致し方ない事です。この4年間彼の指揮する試合を多数見てきましたが、リスクを取ってチャレンジすることを好まない方です。自分の考え方を曲げず選手起用法や戦い方も硬直的に見えました。
選手交代もタイミングが遅く後から投入した選手が活躍するシーンはほとんど見られませんでした。先にリードされた試合はほぼ全部巻き返すことなく破れました。そういう意味で、今回の人選は想像通りでしたし、カタールワールドカップでの戦いにしても「期待以上の活躍」は望むべくもないというのが素直な感想です。
適齢の女の子の結婚条件ではあるまいが、高年齢・高身長・高収入が喜ばれるのでしょうか? 豊富な経験がある(高年齢)、海外で活躍できる選手が多い(高収入)、高さで負けない(高身長)を武器に戦う、というのが今回のメンバーであります。
いよいよ4年に一度の世界が注目する最大のイベントサッカーワールドカップが迫ってまいりました。森保監督の采配がどうであれ、11月23日のドイツ戦が待ち遠しいのはいわずもがなではあります。
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